スズキ グランドエスクード 「７人乗プラドの「廉価版・車高短・シンプル...」のユーザーレビュー

７人乗プラドの「廉価版・車高短・シンプル...

2004.5.10

総評

７人乗プラドの「廉価版・車高短・シンプル切替式４駆で十分」という方にはうってつけなのがこのグランドエスクードだと思います。
フルタイム４駆でないパートタイム４駆や、質素な室内デザインなど、安価なだけのことはありますが、車体２３０万というリーズナブルな価格で、サーフ・テラノ・パジェロ等と同様の車体サイズで６人乗って楽しめるパッケージングは評価できます。
ゆったりとリラックスして運転席に座り、楽なＡＴ運転ができる町乗り兼用可能なＲＶです。極端なオフ走行はできないという前提ですが、ちょっとしたダートの林道やスキードライブのアプローチには、静かで快適で余裕のある走りが楽しめると思います。

満足している点

○ゆとりのある動力性能
走り出した時点からエンジン出力に余裕を感じる。高速走行も・きつい登り坂でも余裕有り。
○静かな車内空間
車内はきわめて静か、助手席の誰かさんとひそひそ話しもできる！？。
○それなりに広い車内空間・見晴らしのいい着座ポイント
車高の有るクロカン車なので、座席から上の空間に余裕があり、セダン車のような狭さを感じません。乗り降りも楽です。
○４L付きパートタイム４駆で悪路（積雪路）も安心
深雪の上りで「じわっ」と発進したい場合、４Hではなく４Lの１速が選べる。悪路でのクルマの牽引もできる！。
○６人まで乗れる。
第３列のシートまであるので、非常時に６人まで乗れる。（７人はちょっときついかも）
また、２列目用冷房（頭上に噴出し口）もあります。
○広い積載スペース
第３列のシートをフラットに畳むと、そこそこ広い積載スペースがあります。第２列もフラットに倒して積載に使えます。
○こだわりのトランスファレバー(^^;)
４Ｌ・４Ｈ・２Ｈが１本のレバーでシフトして切り替えることができます。（ボタンやダイヤルではない）
「さぁ、これから４駆で走るぜ！」って４駆の走りをわくわく楽しむことができます。（気分的な話(^^;)）
○後方の牽引用のフック（Ｕ字の溶接部）がちゃんと有る

不満な点

○オフロードの走破性の低さ
単刀直入に言うと、オフロードの走破性が「低く抑えられた」シャシ設計・タイヤサイズ設定になっています。そのため、他のライトクロカンに無い「４ＷＤの４Ｌモード」の優位性が生きてこないのです。具体的には、
　1)ラダーフレームの地上高が、サーフ・テラノ・パジェロ等とくらべて低い。（先代テラノとは「８ｃｍ」ほど低い）
　2)タイヤ外形がライバル車と比べて小径で高さが稼げません。
　3)後輪の前側で円筒形のマフラーの下端がラダーフレームより下に出っ張って位置しており無防備。
です。スズキさん！、チェロキーやテラノのように町乗りとオフロード性能を両立して、かつ「カッコイイ」クルマも有るのです。ＣＣＶとしての主張を忘れないでほしいと思います。

○悪い燃費
信号待ちの多い京都市内では６～７ｋｍ／Ｌです。
○値段なりな内装？
実用に徹したクロカン車として見れば十分な内装ですが、そう見る人は居ないでしょう。
○定員は実質６人
○マイナーで高価なタイヤサイズ
○ＭＴ車の設定が無いこと。
○５ＭＴ車と比べて、山道の下りでエンジンブレーキの効きを選ぶ余地が無い。（ＡＴの特性かな）
５ＭＴ車の２速・３速のエンジンブレーキに相当するものが中途半端。具体的にはＡＴの２速の場合、ＭＴの２速から３速の範囲でエンジンブレーキの効きが状況により変化し、ＭＴの２速相当のエンブレ、ＭＴの３速相当のエンブレ　と選ぶことができない。
○フェンダーミラーがオプションで選べないこと

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験