NAロードスター ユーノスロードスターのメンテナンスや頑丈さについて質問です

Question

この度手間暇かけてメンテナンスとチューニングをした愛車のカプチーノがサーキットで星になりましたので乗り換えの候補にユーノスロードスターを考えていますがnaロードスターの弱い部分やエンジンの頑丈さなどについて知っている方がいれば詳しく教えて頂きたいです
正直ユーノスの走行性能の方は期待してないですのでNBにした方がいいというのはナシでお願い致します

Answer 1

1989年式NA6と2003年式NB6 NR-Aに乗っています。
サーキット走ることも考慮するならば平成3年式以降が望ましいですね。
初期型のB6エンジンは精度が悪いのと、クランクシャフトの強度不足があります。
実際自分のNA6もクランクシャフトのキー溝広がりでエンジン載せ替えとなりましたので。
経験上、B6エンジンは20万kmでトルクが大分なくなりOHが必須の印象です。
ヘッドガスケット、クランクのオイルシールからのオイル漏れが多いですね。
NA系たとクランク角センサーのOリングからもオイル漏れが発生します。
サーキット走行だとラジエターを大容量が望ましいですね。
頑丈さについては頑丈な方と思います。
1600のB6エンジンはトルクが薄いので高回転を回して走るタイプ、1800のBPエンジンはトルクを生かして走るタイプで回す楽しさは1600の方があります。
あとNA6のデフはNA8以降と比較すると容量が小さく、サーキット走行だと放熱が辛いという点があります。
(このため、NA6とNA8以降では、LSD等の互換性かありません)
これもNA8以降のデフ、プロぺシャフト、ドライブシャフト交換で対応できます。

ブレーキはNA6は容量が小さいのでNA8以降の方が良いと思います。
NBの後期ハードサス仕様のビックローターだと別世界です。
これはNB6とNA6に乗り換えた時に戸惑ったのと、ローターとキャリパーの交換で対応できるので自分のNA6にはビックローター入れています。
ただし15インチ以上のホイール必須となりますが。
14インチホイールならばNA8以降のブレーキサイズですね。

ボディに関してはサイドシル周りの錆ですね。ロードスターは幌の排水がサイドシルに入る事が多く、ジャッキアップポイントにある排水の穴が塞がっていると中に水が溜り、錆の発生要因になります。
(サイドシルにウレタン補強はこの関係で論外です)
サイドシルは特にサーキット走行だと影響が大きいのでその様な個体は避けるべきです。
自分のNA6が50万km越えですが、錆以外でボディで困っている状態はありません。

個人的にはNAの中古は相場が凄く高くなってきていますので、走り重視であれば安いNBの中古を手に入れていじる方がコスト的には安いですね。

質問者からのお礼コメント

多数の参考になる回答ありがとうございます
かなり燃えてきました
予備パーツなどを買い漁り楽しく走っていこうと思います
ありがとうございました

Answer 2

カプチーノに乗られてたのなら、「NAは古いから各部が経年劣化で云々」みたいな説明は不要ですよね？

充分に御理解されてると思いますので。

NA所有してますが、多走行や経年劣化によるトラブルは多いものの、比較的故障の少ない部類の車ではないかと思います。

ありがちなエンジン面のトラブルは、定番ですがオイルシール系。

あとヘッドガスケットもノーマルだとオイル滲みが酷くなってる物が結構あります。

ピストンリングの固着も多いようです。

クラセンのＯリング劣化はかなりの勢いでオイルがダダ漏れしますし。

そう言った劣化系のトラブルを追って一通り直せば、わりとトラブルフリーな状態が維持できます。

自分はAE86を弄った知識でNAに手を入れましたが、ミッションとデフを繋ぐパワープラントフレームとか、フロントミッドシップによるボディーとのクリアランスやエンジンを支える支点の位置等、微妙にAE86の常識が通用しなくて苦戦しました。

でもその傾向だけ理解してしまえば自分で手を入れるのも比較的難易度の低い車と言えます。

うちのはNA6ですが、サーキットならNA8が良いかも知れません。

NA6だとグリップ走行でフルブレーキ繰り返すとすぐにペダルがフカフカになります。

NA8の方が若干ローターサイズが大きいのと、トルクがあるので有利です。

もちろんNA6にNA8のブレーキ流用と言うのも有りです。

カプチーノもそうでしょうけど、小さなスポーツのわりには足回りはダブルウイッシュボーンで、良い足を組んでやればかなり踏める車になります。

ドリフトなら逆に、少し崩してやる方向で良いと思います。

とにかく同程度のチューニングのAE86と比べると、ミニサーキットで１～2秒はタイムが縮まる感じです。

サーキットならロールケージか、もしくはハードトップは必要ですね。

どちらかが無いと走らせてくれない場合も多いです。

ボディー補強パーツも色々出てますので、ひとつひとつ試しながら、効果を体感しながら走るのも楽しいかと思います。

それと、レストアプロジェクトのおかげで部品が結構困らないのも魅力です。

正直、免許取り立ての人が憧れで初めての車に選ぼうと言うなら反対します。

けど、それなりのスキルがある人にとっては凄く魅力的な車だと思います。

NBとは共通パーツも多いので、流用できる物は流用しながら作って行くのも良いと思います。

Answer 3

ボディー剛性はあまり高くないので、ボディーがよれていない個体を探して下さい。
あと、ボディー補強をお忘れなく。