2021年3月
■2021年3月
ポルシェジャパンは、電気自動車の「タイカン クロスツーリスモ」を2021年3月5日に発表、同日より予約受付を開始した。
タイカンクロスツーリスモはEV「タイカン」をベースに、SUVテイストを盛り込んだクロスオーバーモデル。スタイリングは2018年のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトスタディ「ミッションEクロスツーリスモ」に従ったもの。ロングルーフ化されたボディは室内空間に余裕をもたらし、タイカンに対して後席ヘッドルームは47㎜高くなった。大型テールゲートを採用するラゲッジルームは1200Lを超える荷室容量を確保する。ボディサイズは全長4974㎜×全幅1967㎜×全高1409~1412㎜、ホイールベース2904㎜。
ポルシェのデザイナーが「フライライン」と呼ぶ、後方に向かって傾斜するルーフラインを特徴とし、オフロードテイストを印象づけるホイールアーチモール、前後ロアエプロン、サイドシルを装備する。さらにオフロードデザインパッケージを装着することで、フロントバンパーとリヤバンパーのコーナーとシルエンドに専用フラップを装着。これらはエクステリアを際立たせると同時に飛び石からボディを保護する役割も担う。このパッケージでは最低地上高を30㎜高めることも可能だ。
ラインアップは「タイカン4クロスツーリスモ」、「タイカン4Sクロスツーリスモ」、「タイカンターボ クロスツーリスモ」の3グレードを設定。いずれも800Vアーキテクチャーによる電動パワートレーンを採用し、総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスを標準装備する。アダプティブエアサスペンションと4WDを装備し、ラフロード走行を踏まえた「グラベルモード」が追加されたドライブモードセレクターを備えている。
スペックは以下のとおり。
タイカン4クロスツーリスモ
最高出力280kW(380ps) ローンチコントロール時のオーバーブースト出力350kW(476ps) 0-100km/h加速5.1秒 最高速度220km/h 航続距離(WLTP)389km~456km
タイカン4Sクロスツーリスモ
最高出力360kW(490ps) ローンチコントロール時のオーバーブースト出力420kW(571ps) 0-100km/h加速4.1秒 最高速度240km/h 航続距離(WLTP)388km~452km
タイカンターボクロスツーリスモ
最高出力460kW(625ps) ローンチコントロール時のオーバーブースト出力500kW(680ps) 0-100km/h加速3.3秒 最高速度250km/h 航続距離(WLTP)395km~452km