プジョー 508 「自分にとっては最高のロングツアラーです。」のユーザーレビュー

自分にとっては最高のロングツアラーです。

2021.3.14

総評

納車から1ヶ月で2,800㎞走破。見ても乗っても楽しめるとてもいいクルマです。通勤から街中の買い物、往復600㎞のロングドライブまであれこれ使ってますが、やはりロングドライブでゆったり巡航しているのが一番似合う使い方かと。
このクルマなら新潟から東京でも無休憩で行けそうな気がします。

満足している点

なんといってもまずはデザイン。特にサイドから見たシルエットが本当に綺麗です。このデザインに惚れ込んで買ったと言っても過言ではありません（笑）。
そして乗り心地がいいのは試乗でわかっていたのですが、ガソリンエンジンの燃費も望外の好燃費でびっくり。スタッドレスを履いていても、高速道路やバイパスメインだと17〜19㎞/lはコンスタントに走ります。タンク容量を踏まえると、高速ならワンタンクで1000㎞もほぼ確実に行けると思います。上り坂でもアクセルをそんなに踏まなくてよい分、ロングドライブでは前車308より良い燃費が簡単に出ます。
パワーの出方もATの制御もスムーズで、全般的に走行性能は大満足。

不満な点

わかってはいましたが、側方視界と後方視界はあまり良くないです。
あとはバックカメラの位置が低すぎて汚れが付きやすいのと、バックランプが暗い点。
とりあえずこんなものかな？

デザイン

5

とにかくカッコいいのひと言。360°どこから見てもお気に入りですが、一番は真横から見たフォルム。
正面の一番のアクセントである牙のようなDRLは、ウインカーを兼用しておりデザインだけでなく被視認性の面でも効果的です。
全般的にカッコよさと実用性のバランスを上手に取ったデザインだと思います。

走行性能

5

1.6ℓガソリンターボは低回転からスムーズにパワーが出て非常に乗りやすいです。一定速度で巡航している際の静粛性はさすがプジョーのフラッグシップ、とても静かです。
高速の合流などで上まで回した際の音もすごく気持ちいいですね。どんなシチュエーションでも気持ちよく走れるパワートレーンです。

乗り心地

5

いうことなし！
アクティブサスは主にノーマルかコンフォートを使用していますが、どのモードでもとにかく足の動きがスムーズで、不快な突き上げや振動はほぼ皆無です。
強いて言うなら、コンフォートモードだと速度やうねりの大きさによってはちょっと上下動が大きく出すぎることがあるような気がします。
とはいえそれが気になったのは2800㎞走った中でほんの一区間だけで、全般的にはどんなところでもフラットで気持ちいい乗り心地です。

積載性

4

前車308SWと比べてしまうとどうしても奥行きや高さは劣りますが、それは比べる相手が悪すぎますね（笑）。
1m以上に伸ばしたスノーブラシや60㎝のジャンプ傘がタテにそのまま載せられる広さがあり、幅が十分に取られているのと相まって不満を感じることはありません。
ちなみにリアウインドウまで大きく開くファストバックなので、開口部も広く積み下ろしはしやすいです。

燃費

5

街中での燃費はそれなりですが、一定速度で巡航している時の燃費は素晴らしいです。
特に65〜70㎞/hくらいで平坦な道路を巡航していると、25㎞/lなどというハイブリッド車顔負けの数値が簡単に出ます。
高速でも平坦な区間なら20㎞/lは簡単にキープできます。ちなみに100㎞/hでも110㎞/hでもあまり燃費に差は出ません。308だとこの10㎞/hで結構差が出たので、この辺りは排気量が400cc増えた分の余裕ですね。
納車以来磐越道・関越道・東北道・常磐道とアップダウンの多い道路を走って500㎞〜600㎞のドライブをしていますが、今のところ1回のドライブで17㎞/lを下回ったことはありません。
重量1.5tのDセグメントセダンでこれだけ走ってくれれば大満足です。

価格

5

最廉価グレードですが、ナビにETC2.0にフルLEDライトに最新鋭のACCにアクティブサスにと最廉価とは思えないくらいの装備が着いていて車両本体430万円はコストパフォーマンスが優れているのひと言。
しかも今回はカタログ落ちした後に未登録の在庫車を購入したこともあり、値引きと下取りを頑張ってくれた結果諸費用込みでも車両本体価格を下回る金額で購入できたので、乗り味や装備などの完成度を考えればコスパは最高のひと言に尽きます。

故障経験

ありません。まあまだ納車から1ヶ月でしかないのでこのタイミングで故障が出てしまっては困るのですが（笑）。