プジョー 508 「長所も短所もひっくるめてこれが私の愛車」のユーザーレビュー

nao_508 nao_508さん

プジョー 508

グレード:- 2018年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
5
乗り心地
5
燃費
5
デザイン
5
積載性
4
価格
4

長所も短所もひっくるめてこれが私の愛車

2021.1.26

総評
今後購入を検討している人に読んでもらえることを考えて、ネガティブな面は少し細かく書いているが、逆に言えばそれ以外は全て満足している。

たとえ維持にお金が掛かるとしても、長く乗っていたいと思える、そんな車だと思っている。
満足している点
長距離のドライブはもちろん、たとえ退屈な通勤だとしても、この車に乗るたびワクワクする。ドイツ車や国産のセダンとは一味違った乗り味で、どこまでも走っていきたくなる。

単純に数が少ないだけかもしれないが、なんとも言えない特別感を味わえて、普段の生活がちょっとだけ豊かになった気がする。

完全に主観だけれども、今市販されているセダンの中で一番カッコいいと思って選んだこの車、今のところ後悔はしていない。
不満な点
ナビ、ミュージック等のインフォテイメント系が非常に脆弱。前に借りたBMWの2シリーズにも同じものが載っていたと思うが、デバイスから音楽を再生したり、ナビ機能のUIがやや不便。私はiPodを繋げて音楽を再生しているが、ナビ側で音楽を選ぼうとするとプレイリスト内の曲を読み込まなかったり、ナビ自体が落ちたりした(走行に影響はなかったが)。デバイス側で操作する分には問題ない。

携帯にMyPeugeotアプリを入れると走行記録や燃費情報がが取れるので便利だが、車輌と接続するには多少コツがいる。イグニッションを入れてしばらくしてからアプリを立ち上げないとうまく接続されない。また、走行データの送信はエンジンを切るタイミングで行われるため、初めは少し戸惑うかもしれない(都度接続しなくても車体側のデータは消えず、次回接続されたタイミングでそれまでのデータがダウンロードされる)。

後席のクリアランスは狭く、170cm台の大人が乗っても問題はないが、乗り降りはちょっと不便。
デザイン

5

デザインについては全く文句なし。この車にした理由のほとんどはこのルックス。ファストバックスタイルのボディはとても流麗。ライオンの牙のようなポジションライトも思っていたほどクドくはない。ウインカーもこの部分が光るがなかなかカッコ良いと思う。

特筆すべきはリアのデザイン。左右リアランプが一連になったようなデザインは、GTOやセフィーロが好きな人には刺さるのではないだろうか。リアのウインカーは薄くシーケンシャルでもないためちょっとだけ質素だが、爪痕のような3連リアランプとのバランスは悪くない。

内装も今までのプジョー車のようなプラスチック感は薄れ、同クラスのBMやメルセデスと比べても遜色はない。むしろアウディのA4の内装が(個人的には!)少々寂しく感じる。

(海外仕様には付いているらしいのだが)フットレストは付いていないため社外品に面ファスを貼って取り付けた。

もともと406や605のようなシャープで直線を多用したデザインが好きだったが、曲線を多用した自己主張激しめなこの車でも、ヘッドライト等所々の意匠を見ればプジョー感は十分にあると思う。

今回は特別仕様のPremium Leather Editionにしたためセレベス・ブルーかパール・ホワイトの2色しかなかったが、標準仕様のアルティメット・レッドやSW限定のアマゾナイト・グレーもなかなか捨てがたい。個人的にはセレベス・ブルーを選んでよかったと思う。明るい場所と暗い場所で印象が180度変わる上に、何より色気がある。この色に関しては写真だけはなく、是非現車も見てみてほしい。
走行性能

5

2ℓディーゼルターボは、走り出しについては十分なトルク感で踏み込んだだけ応えてくれる感覚。

カタログスペックで177psと聞いてあまり期待はしていなかったが、高速度域に入ってからもまだまだ加速感が続く。幸か不幸か、おそらく日本国内の道を走る分には、ポテンシャルを完全に引き出せないかもしれない。

コーナリング時は(前車がアルファードだったせいもあるかもしれないが)ロールも僅かでハンドルを回しただけ素直に回頭してくれる、直感的に運転できるイメージ。ガソリン車を選んだ場合はもう少し軽快に曲がるのだと思う。

クルーズコントロール付きの車は初めてだったが、毎週長距離ドライブする身として、今となっては必須。追従機能は距離設定もできなかなか優秀。ワンボタンで復帰するのも便利だが、現在車速と設定速度との乖離が大きいと急加速・急減速感があり多少注意が必要。

レーンポジショニングアシストも不足ないレベルだが、機嫌が悪いと気持ち右寄りで走っていることが多い気もする。また左右の白線がはっきりしていないところでは、うまく機能が発揮されない。

→追記
ポジショニングアシストは、右寄りで開始したら右寄りで、左寄りなら左寄りをキープしてくれるとのこと(そら機嫌なんか関係ないよね笑)。他社の製品にはなかなかない機能じゃないでしょうか。
乗り心地

5

コンフォートかECOモードにしないとソフトサスペンションにはならない設定だが、ノーマル及びスポーツモードにしてもコツコツ感は少なく極めて快適。ドイツ車や国産車も後席に家族を乗せて多数試乗したが、508が一番好評だった。

これが猫足と言われればそういうものかと思ってしまうが、決して昔の大型セダンのようにふにゃふにゃしているわけではない。スポーツ走行を楽しみたい人には少し物足りないかもしれないが、個人的にはこれが"ちょうどいい"。

エンジン音は確かに外に出るとガラガラとした軽トラっぽさが耳に残り、早朝・深夜の車庫入れは多少近隣に気を遣う。ただ、全窓がサッシュレスながら車内の騒音はあまり気にならない。スピーカーからの増幅音は...いらないかな。
積載性

4

シルエットはファストバックセダンのものながら、実はハッチバックで積み込みの間口は想像より大きい。タイヤハウスの窪みがないため左右フラットにものを入れられるし、後席を倒せば大抵ものは入ってしまうが、高さのあるものはやはり苦手。ただし普段使い、ちょっとしたレジャーや買い物をする分に不足はない。

足をバンパー下にかざすだけでハンズフリーでもテールゲートを開けられるが、判定は少しシビアな印象。

運転席周りの収納ボックスは非常に狭く入れるものは限られる。アームレスト部分の収納はそれなりの深さもあるが、あまり期待はしない方がいい。

何より不満なのはグローブボックスの左半分がヒューズボックスのため潰れており、小物入れとしての機能しかない。取説や証書関係がどう頑張っても入らないのには閉口した(どおりで納車時にトランクに入れられたわけだ笑)。
燃費

5

街乗りだと13km/ℓ行くか行かないか(都内だとそれ以下)くらい、高速だけだと17~18km/ℓくらいの印象。

カタログ値は高速道路モードで20km/ℓを越しているが、かなり燃費を意識しないとそこまでは行かないかも。まあ軽油だからそれほど気にならない。前車がハイオクで6~7km/ℓくらいだったから尚更。

あと、燃費とはあまり関係がないが、給油キャップがない押し込みタイプであり、給油時に全開でトリガーを引くとすぐ止まってしまうため、8割程度までしかトリガーを引けず僅かに時間が掛かる。
価格

4

高い。特にオプションについては無しか全部載せかの選択しかないのが難点か。メーカー側としては賢いかもしれないが+40万はデカい(自分の場合はサンルーフ付きが家族の要件だったため付けたが)。リセールもあまり期待はできないかな。

ただし、他社の同等クラスの車両を買おうと思ったら、いいグレードなら+100~200万程は必要となってくる(スペック差はもちろんあるが)。他社では低級のグレードしか買えなくても、同じ金額でフラグシップの最上位グレードが買える、ということが今回この車にした決め手のひとつ。
故障経験
前述のようにナビ側から音楽を探していると、ナビ本体が落ちることがあった。今はそれほどその症状は出ていない。

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