プジョー 206CC (カブリオレ) 「趣味と実用」のユーザーレビュー

趣味と実用

2020.4.6

総評

実用と趣味とデザインのバランスがよく、手放すに手放せない車。居住性の良さと積載性の良さ、取り回しの良さは特筆レベル。

動力性能の悪さと故障率に目をつぶればファミリーカーとして使用しつつオープンカーで走れる、長く付き合える車です。

満足している点

フロントガラスが非常に広いので視界がよく、運転がしやすい。そこに荷物の積載性と居住空間の広さがあるので、クローズドクーペとしても非常に優秀。そこにオープンルーフがあわさって、まさに趣味と実用が両立されたいい車です。

あと20年近く前の車なのに古臭く感じないデザインも秀逸。

ギリギリとはいえ地味に5ナンバーサイズなのも取り回しの面で助かります。

不満な点

なにしろ走行性能が…あと故障が…

デザイン

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走行性能

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悪名高いAL4搭載車なのでATの頭悪さ加減はあきらめを通り越して悟りが開けるレベル。なんで山道に行くと君はひたすら2速で走ろうとするのか。平地だとそんなことないのに。
高速道路とかに行くとさすが欧州車、非常に優秀です。なのになんで山道に行くと（以下無限ループ）

あと加速は正直かったるいです。前期型なので電スロじゃないはずなんですがなにせもっさり加速で信号発進で非常に困ります。
さらに坂道で踏み込むとエンジンが息継ぎして一瞬止まる挙動も…

足回りが優秀でコーナーをくるくる回れるだけに1.6ℓモデルはエンジンパワーで割を食ってますね…ATはまあ、うん、慣れれば…

乗り心地

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乗り心地は少々固めながら十分にファミリーカーできるレベル。コーナーでの挙動はさすが猫足、しなやかに曲がってくれます。まあ肝心のハンドルが結構重かったりするんですが。

あとルーフのギシギシ音はかなりします。が、まあこの辺は正直慣れよね

積載性

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積載性はクローズド状態では下手なセダンより大量に物が積めます。広大なトランクスペースと実質カーゴスペースになる後部座席。たっぷりです。
オープン状態にしてもそれなりに物はつめるしそのあたりの実用性ではオープンカー随一じゃないのかな

燃費

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山道・市街地を走行してだいたいリッター８～９キロ。経年のせいもあるとはいえハイオク指定でこれはちょっとなぁ

価格

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故障経験

スターター故障、CPU異常、ルーフ機構故障、ハンドルの固着(冬季に多発)、最長でも3年単位でのロアアーム破損交換など部品が非常に弱く、耐久性も低め。
206系でマシになったとはいえやはり日本車と比較にすらならない故障率です。