まず、試乗してみて真っ先に思ったことは、
食わず嫌いだった…
ということ。
今回試乗したのは、シルフィの中でも中間グレードにあたるXに乗りま
2013.2.18
- 総評
- まず、試乗してみて真っ先に思ったことは、
食わず嫌いだった…
ということ。
今回試乗したのは、シルフィの中でも中間グレードにあたるXに乗りました。
ブルーバードの名前が外れガッカリしていましたが、ブルーバードのDNAは引き継がれているようでした。
むしろ、先代シルフィまでよりはブルーバードらしさが垣間見れる部分があります。
3ナンバーになり重そうに見えますが、新開発エンジンのお陰で1800ccでも必要十分な動力性能を持ち合わせており、約1300Kgのボティをスイスイと引っ張ってくれます。
装備もティアナ並みとまではいきませんが、充実しており、セドリック/グロリア、ローレル、旧型ティアナからの乗り換えでも通用すると思います。
セダン自体の市場が冷えきっていますが、もう一度、車の基本のセダンに乗ってみるとミニバンやワゴン、ハッチバックが優れているという考えが変わるかもしれません。
個人的には、このクラスのセダンで十分なのですが…
あとは、営業車でセダンを使うならばラティオよりシルフィを勧めたいです。
値段は張りますが、高速移動でも余裕が持てます。
ただ、残念なのは日産がシルフィに対して弱気なのと消極的なことです。
とりあえずはデビューから間もないので様子見でも構わないのですが、やはりメーカーオプションの設定はしてほしいところです。
生産上の都合があるにしても、単品で欲しい部品があるという考えの人もいますから。
ただ、一番の不満は…
シルフィという名ではなく、ブルーバードとして売っていても名前に恥じない車なので、是非ともブルーバードという名で出してほしかったなというのが本音です。
これからシルフィが、どのような道を歩むかも楽しみな部分ではあります。
- 満足している点
- ブルーバードの名が外れた新型シルフィ。
さて、どんなものかと試乗をしたのですが…
1800ccだから…と期待はしていなかったのですが、青信号からの出だしが良かったです。
2000ccのNA並みの発進&加速がありました。
これにはCVTの影響もあると思いますが、このエンジンとCVTの組み合わせは良いです。
60Km/hで走行時の回転数は1800~2000rpm。
また、3ナンバーになり幅が多少広がったので、安定感はありました。
外観も、ブルーバードの名が外れたものの、スタイリッシュな部分もありました。
内装ではシンプルで見やすいメーターも好感が持てました。
水温計が付いているのも良い点です。
また、最近の車には珍しく、サイドブレーキがレバー式でしたが、昔の感覚の人(自分も含む)には慣れた位置にあり、足踏み式のサイドブレーキペダルが無い分、左足部分の自由度があります。
よく、スネをペダルにぶつけていたので…
シートも適度な硬さで長距離でも疲れにくいシートだと思います。
視界も広く、運転しやすかったです。
足廻りは、日産らしく少々硬いかな?でも、粘りがあるという足廻りでした。
足廻りを柔らかくしてフワフワした乗り心地が良いかと言われれば、反面、コーナリング等で差が出てきます。
また、段差を乗り越えた際の挙動の変化もあまり無く、跳ねるような感覚や着地した時にいつまでも振られるような不快感はありませんでした。
- 不満な点
- 不満な点は特に見当たらなかったのですが、挙げるとすれば…
ハザードスイッチが遠かった点。
センター吹出口のところにスイッチがある為、合流で譲ってもらった時、すぐにハザードを出せなかったです。
少し手を伸ばす感覚でした。
ボティサイズが3ナンバーなので、駐車場に制約が出る可能性があること。
横幅で、タワー駐車場に入れないという場面があるかもしれません。
また、最上級グレード以外ではキセノンライト(HIDライト)を選べないのも、不満の一つになる可能性があります。
個人的には夕暮れ時や雨で濡れた夜道では、ハロゲンライトのほうが見やすいので無理にキセノンライトを付ける気は無いですが、せめてオプションで選べるようにしておけば…
と感じました。
これは生産上の都合があるようですが、メーカーオプションの設定が無いことです。
前述にある通り、例えばキセノンライト単品が欲しいが為に最上級グレードしか選択の余地が無いとなると、シルフィの購入をやめる人も出てくるのではないかと思います。
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