日産 スカイラインＧＴ‐Ｒ 「日本車のアイデンティティ 機関、車体、外観共に非常に筋肉質な造りだと思います。エンジンは６千回転から上で、この車体を軽く感じさせるほどの力感を持ち、そ」のユーザーレビュー

日本車のアイデンティティ 機関、車体、外観共に非常に筋肉質な造りだと思います。エンジンは６千回転から上で、この車体を軽く感じさせるほどの力感を持ち、そ

2011.8.15

総評

日本車のアイデンティティ
機関、車体、外観共に非常に筋肉質な造りだと思います。エンジンは６千回転から上で、この車体を軽く感じさせるほどの力感を持ち、その力感をしっかりとした車体で路面に蹴りだす感じです。スピードレンジは速くなるのですが、その時のサスの動き、ステア特性、シフトを含む操作系がこの車のリズムで、中・高速コーナーにおいては水を得た魚の如く軽やかな走りを見せます。この時、エキゾーストノートから車体の動きまで、稀に見る美しさを感じる走りです。回り込んだコーナーでの定常円旋回も、車体剛性が高いので不安はありませんし、連続の切り返しもスムーズです。また、街乗りでも昔の車なので前後見通しが良く、安全に乗りやすいです。こういった優れたエンジンや車体の場合、案外でありますがゆっくり走る時も独特の味があり楽しいものです。ハミングのような低音域のエキゾーストノートを楽しませてくれます。
　内装などは独特のメッシュ素材で彩られており、非常にスポーティーに仕上がっております。インパネ等も今流で見たら、硬派で非常に男臭く、ダンディズムがあります。家族を乗せられるGTマシンという点でも素晴らしく、ルーフは低いですが、室内空間は広々してます。外観のスタイルですが、ホイールベースの長さが仇になっているような感じは受けません。その分どっしりと低い感じを受けます。スタイルが悪いと言われる事も多いようですが、腰高感がなく、美しいブリスターフェンダーと相まって、ローアンドロングでグラマスな流麗感を私は感じます。前後から見た時も、下から上に絞り込まれたフォルムが筋肉質な美しさを感じます。空力特性もセカンドジェネレーションの中では最も優れているという点に納得できます。
細かい点ですが、フロントのワイパーが二本とも同じ長さで視界の確保に努めていたり、運転席側にはスポイラーも標準で装備されています。
トランクも無くても良いようなものですが、付いている点に親切さを感じますし、ダンパー、リンクが凝った造りです。
とにかく、走りの美しさを感じるほどの造りに、設計者の美学を感じております。日本独特の、例えば日本刀だったり、戦艦大和だったり、ゼロ戦だったり、というアイデンティティを持っているのがGT-Rだと感じました。

満足している点

・美しい外観と、美しい走りから感じる走りの美学。これを感じた時に本当に良いマシンだと思え　るし、愛着も生まれました。
・電子制御の直６ツインターボ、ハイキャスにアテーサと、日本のもの造りを世界に示せる渾身の　造り込み。
・低いようで十分高い車高。
・もう１６年も経った車ですが、ディーラーさんが一生懸命対処してくれます。

不満な点

・2DINの機器が入らない点が惜しいです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験