キャラバン E25 前期に自作ヒッチメンバー を作るつもりです。

Question

寸法、図面的な物があれば、貼り付けお願いします。

Answer 1

時々ヒッチメンバーやトレーラーを作っています。

何処の業者さんもヒッチメンバーの詳細な寸法を書いた製作図面を公開なさる事はありませんよ。

図面は商売の種であり、それさえあれば町の鉄工場の職人さんも思い付きで簡単にヒッチメンバーを作ってネットオークションなどで売り出せてしまいます。

ですから購入してくれたお客さんの説明書にも、寸法や各所の縮尺の合っている図なんて物は掲載しません。

それをネットで無料公開してしまえば、苦労して採寸し積み上げたデーターや強度計算などの開発費を貴殿の為にゴミ箱に捨てるも同然です。

パクリ大国の中国人ですらコピー品を作りたいのであれば、1個は本物を購入し、その型を取っててコピーを作ります。

個人的に1個作りたいからと言っても、タダで開発データがもらえるのが当たり前なんて正直どうかしていると思いますよ。

ご自分が何を言っているのかはよくお考えになられた方がよろしいでしょう。
気を悪くされる方もいるでしょうから、2度とこの様な質問を書き込みされない様にお願いします。



図面や寸法、ボルトの取付箇所、画像などは出せませんが、使う材料であればお教えできます。


車体との接合部には9ｍｍ厚の鉄板を使って下さい。
曲げて製作しようとされる場合は、12ｍｍ以上を推奨します。

私は厚紙で型を取ってプラズマ切断機で切っていますが、それはレーザーを導入するお金が無いからです。
凄い腕でガスで強度を損なわずに切れる方ならガスでも切れます。

車体への取付はサービスホールと穴あけ加工で6～8点程度、M12のボルトを使えばよろしいでしょう。
ボルトは消耗品ですから、どのみち増し締めや交換は必要です。
ヒッチメンバーはメンテナンスせずに使える物ではありませんから、ボルトは一般用構造用でも大丈夫です。

ヒッチメンバー本体は60ｘ60ｍｍ角パイプで4.5ｍｍ厚を使って下さい。
一般鋼材ではありませんが、市販の50ｍｍ角のレシバーが入る物ですので必要です、
注文して1本購入して下さい。

パイプ1本で2台分作れますので、最初は練習用に作って見て下さい。

両端の接合部は、9ｍｍ鉄板で、穴を開けてパイプを貫通し、パイプの周囲を溶棒式のアーク溶接で溶接して下さい。
私は3.2ｍｍの棒で150Aくらいまで電流を上げて曲がり反りを修正しながらガッチリ溶接しています。

レシーバーロックピンの穴は17ｍｍで貫通すればよろしいと思います。


レシーバー差し込み部の補強やチェーン取付金具に付いては、6ｍｍのフラットバーをシャーリングで切って使いました。


チェーンの取付穴は意外と大きくないと使い勝手が悪いです。
取付するフックにもよりますが、2周りくらい大きな物を予定して下さい。
それで失敗する事もあるので、試しに鋼材を切り出して使えるかどうか試してから取付して下さい。

材質は全てSS400で、C～SPクラスのヒッチメンバー製作を想定しています。


文章で言われても作れないでしょうが、この文章を見て材料に何を使えば良いのか分からないとか、材料や道具を揃えられない様な人であれば、どのみちまともな物の自作なんて無理です。


使えば車体への影響が出る物ですから、大手の製造者はとりあえずボディに付けばイイヤと思って作っている訳ではありません。
車体への影響も考えて設計する為、お金を掛けて車の設計の経験者や整備士を囲っていたりするのです。


私は個人で細々とやっていますが、流石に無資格と言う訳でも無ければ、自分で図面を引いて強度計算くらいはやりますので…

トレーラー関連の質問に何年も書き込みをしていますが、タダで図面をUPしろとまで要求していたのは、私の知る限りあなたが初めてです。