三菱 ギャラン 「実用面から見た場合、他の日本車の場合と同...」のユーザーレビュー

実用面から見た場合、他の日本車の場合と同...

2004.11.14

総評

実用面から見た場合、他の日本車の場合と同様に、評価できる点は多くありません。基本設計は古いです。しかし、バブル時代のものであった為か、宣伝広告がほとんど無かった為かは判りませんが、コストダウンの影響は現在の車ほどに顕著ではなく、細部の造りもしっかりしています。大きなトラブルも無く、間もなく15万キロに達しますが、未だに軋み音の一つも発生しません。長く乗る方に適した設計と思われます。
　VR-4にはMTの設定があり、さらに同車はAYCやASCの装着されないモデルとしたことは、大変評価できます。ABSのレスオプション設定があれば、なお良かったのですが、残念です。ブレーキは、スポーツカーとしては貧弱ですが、一般に言われているほど弱くはありません。ABSをキャンセルした状態では、通常のスポーツタイヤでロックも自在ですので、通常の使用では制動力自体には問題は無いと思われます。フィーリングは、少なくとも私は不満はありません。が、そもそもこの車では飛ばさないのが懸命です。
　「セポーツセダン」の範疇の車なのでしょうが、セダンとしての実用性、快適性はとても小さく、かと言ってスポーツ走行の限界も、とても低いです。一般のスポーツカーと比較すると、ややリアが流れやすい感があります。従って、フロントのライドハイトは大きいですが、車高調等で過剰な前のめりの姿勢に設定するのは危険と考えます。
　ギャランには有名なGDIエンジンの設定があり、逸早く環境を意識したモデルとして発売されましたが、VR-4もツインターボとは思えないほどの高燃費を稼いでくれています。その一方で、環境対策を謳っていない為かどうかは判りませんが、無意味な環境仕様とすることも無く、また高回転まで回せないエンジンであることから、車への無理な負担は大きくありません。
　考えてみると欠点ばかりの目立つ車ですが、言葉では表せない味（単なる愛着かもしれませんが）のある車です。今後はこういった車は少なくなっていくのではないでしょうか。私は最高に気に入っていますので、壊れるまで乗り続けるつもりです。

満足している点

痺れるエクステリア。
　とても実用的な低回転型エンジン。
　強制的なフロント荷重が強いため、運転が下手な私でも安心です。
　満更ウソではないカタログ燃費。通常のオイル交換では４L缶一つで無駄が出ません。
　機能装備や快適装備は、車重を考えればこれ以上は不要です。

不満な点

非実用的なデザイン。大きすぎ、重過ぎで、前後ならびに左右重量バランスが悪すぎます。アプローチアングルが小さすぎます。Aピラー、Cピラーが寝すぎています。ボンネット先端および両端の見切りがつきません。
　純正の排気管、消音器でも排気音が大きすぎます。
　触媒のコスト削減による影響もあってか、粗悪なガスの排出が目立ちます。
　純正のサスペンションは硬すぎます。
　その他にも沢山、挙げれば切りがありません。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験