ベンツのＷ124ってそんなに素晴らしい車なのですか？

Question

未だに多くのファンがいらっしゃると聞きます。
何がどのように素晴らしいのか教えて下さい。
同じシリーズでも排気量によっても価値は変わるのですか？
お詳しい方、よろしくお願いいたします。

Answer 1

Das Beste oder nichts

ダイムラー・ベンツ時代の「最善か無か」というポリシーで設計された最後のモデルがW124だからです。

同時期のW140は恐竜のように大きく重くなり過ぎて、自重で壊れていくため不評。Eクラスの次モデルW210からコストダウンが進んだモデルで安っぽくなっています。

これ以降の"Benz"は、ドコまでコストを落としてもお客さんは買ってくれるか？
というのを試行錯誤しながらの時代となります。
1997年に社長が変わってから方針が大きく転換、そうなったものです。

W201(190シリーズ)、W124、W126/W140までは、設計に一切の妥協がありませんでした。ですから、大きな排気量も小さな排気量もエンジン以外は平等で全て同じなのです。

それもこれも、1989年のレクサスショックが原因です。良くも悪くもレクサスLSはトヨタなのでコストを意識しており、安普請でもアメリカで売れてしまった。
当時のダイムラー・ベンツは、見てくれだけ高級であれば「中身をある程度削っても買ってくれるんだ」ということを学習したのです。

これでレクサスを意識して設計されたのが、W220のSクラス…ですが、行き過ぎたコストダウンのせいで惨憺たる結果でリコールを連発することとなり、ベンツのブランドを貶める結果となりました。

W124はバブル期も手伝って販売された台数も多いことから、中古部品が豊富に出回っています。このため結構安価で補修用部品も手に入りますが、ディーラーで新品を取り寄せると結構なお値段がしており、明らかに後継W210の部品とは価格が違います。

当然ながら、安全装備や運動性能などは安いモデルでも今のベンツの方があらゆる面で上です。「最新のベンツが最良のベンツ」が今の企業ポリシーです。

要は、新しいのを買ってくれってこと。

質問者からのお礼コメント

詳しく説明していただきありがとうございます。

Answer 2

500Eは別物ですね。
ボディとサスペンションが他のモデルと別物です。
よく言われているのが、価格を幾らにしようと決めてから
設計してない車。理想を求めて設計し、結果的に出来上がった
金額で売る。
そりゃ内装みれば丁寧に設計されてますよ。ばらそうと思うと
かなり手間がかかりそうです。
20年以上前の車ですから、総合性能は今の車の方が上ですよ。
技術が進歩しているから、安くても同等の性能を出せますから。

Answer 3

普通ですよ普通
何か特別優れてるとは思わなかった
動力性能もデザインも奇抜でなく普通
個人的には不細工と感じてました
ただ、何度か各排気量に乗りましたが５００は車重を感じない軽快さに欲しいと思いましたよ
人気があった素晴らしいというか
当時は日本はバブルでしたし良く売れましたから
憧れや実際に乗っていた方が多くて今でも懐かしいということだと思いますよ
全く違うデザインでもベンツのミドルクラスなら当時の日本では売れていたと思う

Answer 4

国産車がまだまだまともに直進すらしない、加速するにも貧弱なトルクでカリカリノッキング音させてた時代の話。
今の基準じゃ古臭いだけ。