2024年3月
■2024年3月
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツの最新世代の2ドアクーペの新型モデル「CLE クーペ」を2024年3月18日に発売した。
今回発売された「CLE クーペ」は、メルセデス・ベンツがこれまで築き上げてきたクーペの伝統・歴史を受け継ぎつつ、革新的なコンセプトとテクノロジーを採用。クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えた新しい 2 ドアクーペとアナウンスされている。ボディサイズは全長4850mm×全幅1860mm×全高1420mm、ホイールベースは2865mmで、従来型「Eクラス クーペ」とほぼ同等となる。
エクステリアは、立体的なスターパターンを採用したワイドなA シェイプのフロントグリルや、わずかに逆スラントとしたシャークノーズ、スリムなフルLED ヘッドライト(デジタルライト)、空力性能に優れたフロントエプロンを採用。またボンネットにはパワードームを施している。リアでは、力強く張り出したフェンダーと先進的なデザインのリアエプロンや、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなリアコンビネーションランプを装備した。
インテリアでは、プレミアムクーペのスポーティさを引き立てるドライバーオリエンテッドなコックピットデザインを採用。人間工学に基づいて12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイを配置している。またフロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用。リアシートは左右独立式で、従来型「E クラス クーペ」に対して室内幅が肩部で54mm拡大している。シート素材はレザーARTICO(ブラック)で、オプションにてマルチコントロールシートバックパッケージやシートベンチレーター(シートヒーター機能含む)を備えた、4色から選べる本革内装を設定した。
さらに、ルーティン機能の搭載やさらに使い勝手の良くなったメニューや音声認識など、これまで以上に学習能力を高めた第3 世代のMBUX を採用。メディアディスプレイ上にライブ映像が表示され、右左折が必要なタイミングが近くなると、ライブ映像上に矢印などの補足情報が表示される「MBUX ARナビゲーションシステム」も装備している。
グレード構成は、「CLE 200 クーペ スポーツ(ISG 搭載モデル)」の単一。搭載されるパワートレーンは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク320Nmを発生する2.0リッター直4ガソリンターボエンジンに、マイルドハイブリッドシステムのISGと9速ATを組み合わせている。
また、後輪操舵システム「リアアクスルステアリング」をオプションで設定。約60km/h以下ではフロントホイールとは逆にステアすることで取り回し性を向上、それ以上の速度域では同位相(どちらも最大2.5度)とすることで走行安定性を向上させる。
なお、今回導入される「CLE 200 クーペ スポーツ(ISG 搭載モデル)」は、AMG ラインエクステリアとAMG ラインインテリアが標準で装備されている。
ボディカラーは、マグノ(艶消し)カラーを含む全9色を設定した。
■2024年9月
メルセデス・ベンツ日本は、最新世代の2ドアクーペである「CLE クーペ」に「CLE 200 クーペスポーツスタイル」を追加して、2024年9月20日に発売した。
今回追加された「スポーツスタイル」は、「CLE 200 クーペスポーツ」をベースに装備内容を見直すことで、そのベースモデルより30万円安い820万円という価格を実現している。
ベースグレードに対しては、「MBUX ARナビゲーション」が省略されているが、逆にベースグレードでオプション設定となる「シートベンチレーター(運転席・助手席)」や「Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム」、好みの音響バランスに調整可能な「サウンドパーソナライゼーション機能」を標準装備。さらに、内装はレザーARTICOの3色展開となっており、インテリアトリムには立体的な模様を特徴とする「メタルウィーブインテリアトリム」が採用されている。
ボディカラーは、「ポーラーホワイト(ソリッド)」を含む全7色から選択可能。パワートレーンについてはベースグレードと同様で、最高出力150kW(204PS)、 最大トルク320Nmを発生する2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンとなっている。