マツダ ロードスター 「無二の美しさ。心地よいコーナーリング姿勢」のユーザーレビュー

無二の美しさ。心地よいコーナーリング姿勢

2021.8.20

総評

小学生のころ、赤いボディでタン革シートのフェラーリに憧れていましたが、僕の中ではそれ以上の車。
フェラーリにエンジン音は負けるんでしょうが、ボディの美しさと運転の楽しさが最高の車。
年間走行を１０００ｋｍにセーブして、６月ごとに点検、オイル交換をしながら、ほぼ、近所のワインディングコースを走るためにのみ愛用しています。

（嗜好：走って楽しく、外装デザインが良く、インテリアの質感が高い車。ゆえに前記項目にはうるさく、他の項目には甘い（はず））
（評価。５：超絶の出来、４：満足、３：標準的、２：物足りない、１：全否定）

満足している点

・走り（ナチュラルな加速と気持ちのいいコーナーリング姿勢と荷重移動）
・外装デザイン（このコンパクトさでこの美しさ）
・内装デザイン（クラシカルな雰囲気とスポーツタンインテリア）

不満な点

・やはり、車高が高い。（サスの働きはピカ一なので変えられない）
・使わないかもしれないけど、MTでもアダプティブなクルコンは便利だった。
・覚悟はしていたけど、スポーツタンのシートは２０００ｋｍ時点ですでに薄汚れてきた。

デザイン

5

定番の車高の高さ以外、パーフェクトなバランス、フォルム。
超絶カッコ良いスケッチやコンセプトカーから大幅劣化する市販車が多数存在する中、スケッチ以上の市販車を出すMAZDAに喝采。
あまりの完成度にNEのデザインができないのではと邪推。
NAの進化系の予想イラストにクールな車を見つけるも、レーシングスクリーン搭載など反則技（うろ覚え）。
まさかの、NDデザインそのままもあるか？
100kg減なら納得。人気も保たれそう。

評価は１０点、と思ったが最高評価が５点なので５点。

走行性能

5

速さはそこそこですが、軽さを生かした軽快感があります。
秀逸なのはコーナーリングで、減速からの車体姿勢、細いハンドルからのインフォーメーション、カーブを抜けてから後輪に荷重が乗った麗しい脱出劇、まさに快感。
文句なく５点

乗り心地

4

歴代のロードスターと比べると、上質感が2ランク上がった乗り心地。
一般的な車と比べると、コツコツ路面状況を伝える硬めの乗り心地。
走行性能を考えると、最高の落とし所。
見た目を考えると車高を下げたい気持ちもあるものの、替えがたい走行性能。
乗り心地に快適性、居住性が含まれるなら４点。

積載性

2

室内は荷物の置き場所がほぼない。
トランクは2人が2泊3日できるくらいの必要十分な大きさ。
これ以上、何を求めるのか。
とはいえ、標準以下の積載性なので２点。

燃費

3

安定のリッター10km切り。
事前の情報では17kmみたいな情報もあった中、ハズレか？と思ったが、友達曰く「回しすぎ」。満足。
楽しさから見たら５点でもいいけど、冷静に考えて３点。（２点か？）

価格

5

相対的に発売当初はやや割高に感じたものの、新型車の価格が上がり、今やCセグのスポーツモデル並み。むしろ激安。
更に走行性能だけで100万円、エクステリアデザインだけで100万円の価値があると考えると「実質100万円？！」と言えないか？（無理あり）

故障経験

①納車時、幌を畳んだ際に幌の先がシートバッグバーに擦れる。→幌とバーを交換（したらしい。調整でいいのに、と思いましたが、幌のフレームが気持ち凹んでいたため）
②テールランプに結構な結露→自然治癒。
③24ヶ月目点検でバッテリー電圧低下指摘→30ヶ月目の点検で自然治癒（原因は走らなすぎらしい）

以上、個人的に故障知らずと認定。