マツダ ロードスター 「笑顔になれるオープンカー」のユーザーレビュー

Bird-man Bird-manさん

マツダ ロードスター

グレード:NR-A(MT_1.5) 2017年式

乗車形式:試乗

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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笑顔になれるオープンカー

2019.1.28

総評
エンジン・ミッション・シャーシー・操作系の感触、それぞれが非常に高いレベルでありながら、何かが突出することなくバランスがとれており、運転していて心から気持ち良い感覚を味わうことが出来ます。

この車よりも、もっと加速性能の優れた車、もっと乗り心地の良い車は他にも存在すると思います。

しかし、発進するたびに「気持ちいいな~」、ハンドルを切るたびに「気持ちいいな~」、アクセルを踏み込むたびに「気持ちいいな~」、ミッションを操作するたびに「気持ちいいな~」、そして幌を開け放つたびに「気持ちいいな~」といった、何か一つを操作をする度にそのような心の声が聞こえてくる様な車は滅多にありません。

この車はそのレベルの気持ち良さを実現しているところが凄いと思います。

また、造りの観点から見ても、専用のプラットフォームのオープンカー。
こんな贅沢な車は希少です。

このような車を作り上げるマツダは偉大です。
満足している点
・何と言っても、運転していて気持ちが良い
・車体の軽さによりもたらされる、軽快感
・高いボディー剛性による、硬さの中にもしなやかさを感じさせる優れた乗り心地
・アクセル操作に対するダイレクトな反応
・整ったプロポーションによる、圧倒的なカッコよさ
・片手でも開閉可能な幌の操作性
・スポーツオープンカーにも関わらず、大人2人なら旅行にも使える積載性
不満な点
特に無し。
しいて言えば、絶対的な価格が少し高価である点。
専用プラットフォームを持つオープンカーとしては致し方ないとも思いますが。
デザイン

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走行性能

-

パワートレインは1.5L直列4気筒DOHCエンジンと6MTの組み合わせで、エンジン出力は131ps・15.3kg/mですが、車体重量が1010kgと非常に軽量な為、排気量から想像するよりもかなり活発な走りが可能です。

低回転から十分な力がある為、1000r/min程度からの加速も難なくこなし、街中では2000r/min程度でのシフトアップでも流れについていくには十分に加速してくれます。

2000r/min後半からは力強いとさえ感じる加速感を発生させ、その回転域を保っていれば、インダクションサウンドエンハンサーのやる気にさせる吸気音と適度に響いてくる排気音と相まって、非常に気持ちの良い、爽快な加速を味わうことが可能です。

よく、1.5Lでは力不足とのインプレッションを見かけますが、全開加速でも全く不足の無い加速を示してくれます(物凄い加速力!とは全然違いますが)。

また、特質すべき点は、ロードスター独自の構造であるP.P.F(パワープラントフレーム)により、アクセルを踏み込んだ瞬間に遅れなく駆動輪に力が加わることで、溜めの無いダイレクトな加速をしてくれる為、非常に小気味の良い加速フィーリングを実現している点です。
アクセルのON/OFFに車が忠実に反応してくれる為、車を操っている感覚をアクセルペダルを通じても濃密に感じることが出来ます。

音・振動については、エンジン振動も良く抑えられており、粒のそろった硬質な音ですので、高回転まで回した際も「シュン」と全く苦しげなく回り切りますので、積極的に高回転域まで回したくなるようなフィーリングを持っています。

トランスミッションに関しては自社製の6MTですが、適度な操作荷重であり、引っ掛かりも無く吸い込まれる様な操作フィーリングである為、気持ちの良いシフト操作が可能です。

クラッチの踏み込み荷重も軽い為、変速行為が苦にはならないことに加え、発進の際にブレーキを話しても一定時間ブレーキをかけておいてくれるヒルホールドアシスト機能がある為、坂道発進も容易にすることができます。

さらに、現在のシフトポジション及び最適なシフトタイミングを知らせてくれるインジケーターがメーター内にある為、MT初心者の方でも問題無く運転が可能だと思います。

以上に様なエンジン・ミッションの組み合わせで、「爽快」という言葉がぴったりな走行性能を持っていると思います。
乗り心地

-

乗り心地に関しては、ロードスターがスポーツカーと言えるジャンルに属する車として考えると、非常に乗り心地が良いと表現することができると思います。

はじめて試乗に走り出した際には、走り出し始めのあまりの滑らかさに、驚きを覚えました。

もちろん、一般的なコンパクトカーやセダンの様なフワンとした乗り心地ではなく、ソリッドで引き締まった乗り味ながら、段差ではサスペンションが良く動いて角の丸い突き上げに抑えてくれます。しなやかと評しても良いぐらいにサスペンションは良く動きます。

これはNR-A専用のビルシュタイン社製サスペンションが良い働きをしているだけで無く、高いボディー剛性によるものでしょう。

そのボディーはサスタワーバーやボディーブレースが装着されているNR-A専用と言えるものですが、オープンカーであるにも関わらず非常に高いボディー剛性を持っており、カチっとしてフィーリングを実現しているだけでなく、スカットルシェイクと言われる段差通過時のボディーの不快な振動も全く感じられません。
また、この高いボディー剛性故、ハンドル操舵に対する車の動きに遅れが全く無く、ハンドルを切ったら切った分だけ思い通りに曲がる特性も持ち合わせています。

動きそのものは軽くてヒラヒラした感覚では無く、4つのタイヤがしっかりと踏ん張り、自分を中心に車が曲がる様な感覚で、この点もNR-Aならではなのかもしれません。

総じて、乗り心地に関しても、エンジン・ミッションと同様に、非常にレベルが高い領域で「爽快」な感覚を実現しております。
積載性

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独立したトランクがあり、そのトランクが結構な容量がある為、機内持ち込みサイズのトラベルバックであれば2つは余裕で積み込めそうです。よって、大人2人でも2泊3日程度の旅行ならば、問題無いと思います。
燃費

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試乗レベルな為、正確な値はわかりませんが、軽量な車体に、効率の良い1.5Lエンジンの組み合わせですので、良い値をマークすると思います。
価格

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故障経験

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