軽トラックが元のキッチンカーやキャンピングカーを見ると、サイズオーバーなのか普通車扱いのものをよく見ます。軽の白ナンバーではなく、確かに長野800のような普通車ナンバーです。

Question

素人目には、軽のエンジンと車体に普通車の税金を払うなんてもったいない、なぜ初めからタウンエースやボンゴトラックにしないのかと思います。なぜ普通車登録の軽トラが選ばれるのでしょうか。
ユーザーの方やキッチンカー起業された方など詳しい皆様、ぜひ事情や理由を教えてください。

Answer 1

キッチンカーの専門ですので「キッチンカー」に限る話をします。
まず「普通車」のナンバーがついている理由は主に軽自動車の規定にある「車高2m以内」をオーバーするからです。

その他は以下

①何故普通車登録の軽トラが選ばれるのか？
「選ばれる」と言う言葉が正しいかどうかは解りませんががそれを乗ってる人が多いのは実態です。

まずそもそも車体自体の費用が大きく違います。
新車価格では軽トラックは100万弱、タウンエース、ボンゴ等は180万前後とそれだけで80万円の差があります。
内装や外装も面積が増える分施工も多くなり、トータルで言うと少なくとも100万～150万円の差が出ます。

予算や規模の問題からこの100万～150万の差は比較と言うより必要な方を選定するだけと言う事です。

②税金の問題について
①で記載の通り車体の価格は少なくとも100万～150万程度の差額です。
では税金の差額はどの程度でしょうか？
キッチンカーは通常「特種用途」の登録がされます。
※そうで無い違法車両もかなり多いですが

「普通車の特種用途」は一般的な乗用車との税額が異なります。
乗用車については全国共通ですが、特種自動車は都道府県によりその定めが異なります。

例として直近の東京の場合。

軽自動車の年間の自動車税：￥6,000
キッチンカーに関わる特殊自動車の年間の自動車税：￥14,500

となります。その差額は￥8,500です。

これを10年乗ったとして合計で￥85,000となります。

③まとめ
車体の差額100万～150万円に対して税金の差額は10年で8万5千円。
そもそも車体そのものの価格が「税金が安いから、高いから」と言う判断とはかけ離れた差があると言う事です。

（１）で記載の通り「当然利便性や規模感などで中型程度（ボンゴタウンエース）」の車両が必要な人も居る為、それは用途に選び判断する物です。

ただどちらでも要件を満たせるのに「8万5千円の節約をする為に100万円多く払おう」と言う判断をする人はなかなか多く無いと思います。

④結論
何故と言うは税額の優遇以上にそもそも車体そのものの金額差が大きい為、「税額」をベースに考える事では無い、と捉えて頂くのが正しいかと思います。

質問者からのお礼コメント

想像以上の金額差に驚きました。乗用車のように税金が何万円もするのかと思っていましたが、そうでは無いのですね。
皆様どうもありがとうございました。

Answer 2

軽自動車でも8ナンバーはありますよ。

うちのはそうですので。

よく誤解してるひと多いですが、別に8ナンバーが普通車とは限らないです。

軽自動車の4ナンバーと8ナンバーでは貨物と特殊以外の違いはなにもないですかね。
税金も、車検費用も、保険も差ほど変わらないです。

車検時の荷物の積み降ろしがないので、8にしてあります。
4でも8でも移動営業登録はできます。

都内等では条例で8ナンバー登録でないと営業出来ない地域性もあるみたいです。

まとめ
8ナンバーでも軽は軽なので、
軽自動車の税金のままなので、維持費は安い。

キャパ次第でタウンエ
ースや、ボンゴ等にすればよい。

です。

Answer 3

軽トラの方が車両価格が安いのとスペースも少し小さくなるので改造費が余り高くならないからではないでしょうか。

Answer 4

特殊車両になると800番のナンバーが交付されますね

単に荷台に箱を乗せただけですと ナンバーは変わりませんが

例えばパトカーの様に パトカー仕様では800番になりますよね

同じく保冷車(冷蔵機搭載車両)も800番になります

正しく改造されている証拠ですよね

勝手に違法改造していると ナンバーは軽自動車のままです

車は作る時に運輸局に最初型式認定を取ります それを取得して量産し販売しているものです

ですが その車両を改造しますと 最初に運輸局に届けられた型式とは異なって来ますので 改造車として 特殊車両の届けを出すんですよね

Answer 5

軽トラの想像を絶する旋回性能をご存じでしょうか。4.0mとか3.6mですよ。
その上小さいのでどこにでも入って行けるし中古部品も出回っているのでメンテナンス性も良い。おまけに4WDでトルクも申し分ないし視界が高くて運転しやすい。ぶつけても外見がアレなのであまり気にならない。
日本の道は狭いです。こういう車の方が商用でつかったりするには有利なんです。構造変更して区分を変えてもこの利便性は欧州向けに作られた旋回性能皆無の外見だけの日本の狭い道に適合しない車などより代えがたいものがあります。キャンピングカーにしてるのもそういう理由ではないでしょうか。

私はMTしか乗れないので、現在新車で買えるMT車で一番回転半径が小さいコペンの商談をする予定ですが、はっきり言うと同じ2シーターの車ならコペンよりも軽トラの方が遥かに優秀だと思っています。軽で回転半径4.6mとか笑っちゃいますよ。パルサーと同じですよ。4.8mのジムニーに至っては論外です。
それだけ軽トラが日本の道路の環境に合致した素晴らしい車だと私は思っています。
私が軽トラを選択しないのは近所から脱サラして何か商売始めたのかと思われてしまうのと、形が乗っていて楽しくない事。面白そうなカスタムパーツがない事です。そうでなければ間違いなく次の車は軽トラを選択していましたでしょう。日本が誇る素晴らしい車です。

Answer 6

現在ではオリンピックナンバーの交付も終了しましたから、軽自動車での登録なら黄色いプレートになると思いますけどね。

「800」ではなく「880」じゃないかとは思うのですけど、８ナンバーは普通車という意味ではなく、「特殊用途車両」を表しています。
保冷車が８ナンバーになったはず。

キッチンカーは仕様によっては「特殊用途車両」という事になって、８ナンバーになるようです。

https://www.kitchen-cars.com/archives/337