2021年6月
■2021年6月
マセラティジャパンは、マセラティ初のハイブリッドモデル「ギブリハイブリッド」を追加設定して、2021年6月に発売した。
「ギブリハイブリッド」は、内燃機関(4気筒、ターボ、排気量2.0リッター)と48ボルトのオルタネーター、eブースター、バッテリーを組み合わせた。
エクステリアは、マセラティ伝統の三連のサイドエアベントやブレーキキャリパー、Cピラーのサエッタロゴにブルーのアクセントを取り入れた。このブルーアクセントは、インテリアのシートステッチにも施され、ヘッドレストにはブルーのトライデントロゴを刺繍した。またドアパネルやダッシュボードにも同様の意匠を施した。
新たなデザインに生まれ変わったフロントグリルには、音叉をモチーフとするダブルブレード・スポークが組み合わせた。またリアのテールランプは、イタリアを代表する工業デザイナー「ジョルジェット・ジウジアーロ」によってデザインされた3200GTおよびアルフィエーリにインスパイアされたにブーメラン・シェイプに仕上げている。
同年6月24日には、特別仕様車「オペラネラ」と「オペラビアンカ」を発表。世界175台の内、日本は40台限定で発売した。
「オペラネラ」と「オペラビアンカ」は、日本のストリートカルチャーシーンを牽引してきた藤原ヒロシ氏とのコラボレーションにより生まれたモデル。「グランルッソ・トリム」をベースに、黒と白のモノトーンで構成される。
ボディカラーだけでなく、ブラックカラーのホイールやドアハンドルなど細部にわたってカラーを統一した。インテリアはプレミアムレザーとアルカンターラのコンビネーションで構成。スティッチやヘッドレストのトライデントはコントラストの効いたシルバーのインサートを施した。シートベルトはダークブルーを採用した。
最大の特徴は象徴的なフロントグリルで、藤原氏の都会的な感覚は、特別にデザインされた専用グリルとロゴに反映されているという。
またマセラティのデザインアイコンともいえる3連のサイドエアダクトの下部には、「M157110519FRG」というコードを表示。この英数字のタグは、パートナーシップを封印するもので、最初の4文字(M157)はギブリの開発コード、次の6文字の数字(110519)は藤原ヒロシ氏とマセラティ・デザイン・センターの最初の出会いの日(2019年11月5日)を意味し、最後の3文字(FRG)はフラグメントの頭文字になっている。