レクサス GSハイブリッド のみんなの質問

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タイヤホイール交換したときの、タイヤの外径の誤差は何ミリくらいまでが許容範囲に成るでしょうか?

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タイヤ外径に関わる保安基準(車検)では主に3点注意が必要です。「メーター誤差」と「最低地上高」と「負荷能力」です。

■ メーター誤差

保安基準では、速度計で40km/hの時に、実速度が概ね「ー22%~+6%」以内の誤差に収まっている必要があります。速度に直すと「約31~42km/h」の範囲ですね。実速度がメーターよりも低い方に甘く、高い方に厳しいです。ドライバーが思っているよりも実速度が高いと危険ですし、速度取締りでもトラブルが起きるからです。
以下、仮に純正が225/50R17だった場合について、それを基準とした外径比です。以下のサイズはどれも-22~+6%の範囲に収まっているのがご確認いただけると思います。

<タイヤ外径比>
純正:225/50R17 外径656mm(基準値±0%)
代替:225/35R20 外径666mm(+1.5%)
代替:245/30R20 外径655mm(-0.2%)
代替:255/30R20 外径661mm(+0.8%)
代替:225/35R18 外径614mm(-6.4%)

■ 最低地上高

保安基準では最低地上高を9cm以上確保しなければなりません。ローダウンしてさらにタイヤ外径を小さくすると、最低地上高が9cm未満になる恐れがあります。例えば、純正が225/50R17で、最低地上高が120mm(12cm)の車両の場合、225/35R18に履き替えると車高が約2.4cm下がり、最低地上高が9cm以下となり車検が通らなくなります。

<タイヤ外径差>
純正:225/50R17 外径656mm(基準値±0mm)
代替:225/35R20 外径666mm(+10mm/車高+5mm弱)
代替:245/30R20 外径655mm(-1mm/車高-0.5mm弱)
代替:255/30R20 外径661mm(+5mm/車高+2.5mm弱)
代替:225/35R18 外径614mm(-47mm/車高-23.5mm弱)

■ 負荷能力

タイヤ内の空気容量が大きいほど、タイヤの負荷能力(耐荷重性能)は高くなります。この負荷能力はロードインデックス(以下「LI」)で示され、負荷能力が高いほど値が高くなります。「225/50R17 94」の「94」がLIです。225/50R17よりも235/50R17や225/55R17の方が空気容量が大きいので負荷能力が高くなります。LIも以下のように変化します。この負荷能力を満たさないと車検には通りません。

・225/50R17 94
・235/50R17 96
・225/55R17 97
注)全てJATMA規格

また、インチアップをするとホイールの体積が増える代わりにタイヤ内の空気容量が減るため負荷能力が低くなります。以下、インチアップによりLIが下がっていることをご確認いただけます。カッコ内の意味は、例えば「670kg/240kgまで」の場合は「空気圧240kPaで670kPaが最大負荷能力」という意味になります。空気圧を高めるほど負荷能力は高まるのですが、日本のJATMA規格ですと240~250kPaまでが負荷能力の上限となっています。

<負荷能力 JATMA>
純正:225/50R17 94 (670kg/240kPaまで)
代替:225/35R20 86 (530kg/240kPaまで)
代替:225/35R20 86 (530kg/240kPaまで)
代替:255/30R20 88 (560kg/240kPaまで)
代替:225/35R18 83 (487kg/240kPaまで)
注)全てJATMA規格

仮に、LEXUS GS というモデルを例にとってみると車両総重量は約2000kg(グレードにより異なる)です。車検の場合、検査官はこの車両総重量を4輪で割って1輪当たりの重量を割り出し、それがタイヤの負荷能力を上回っていないかどうかをチェックします。

<車検検査官の場合>
車両総重量 2000kg ÷ 4輪 = 500kg/輪

この車両の場合、1輪当たり500kgの負荷能力を下回るタイヤでは車検を通りません。よって上記の中では「225/35R18 83」 は車検を通らないということになります。タイヤ外径が小さくなると空気容量が減るのでこのような影響があるわけですね。但し、これはかなり簡素な方法で、実際に自動車メーカーでは車両の重量配分や制動負荷などを考慮してタイヤ選択をしています。この負荷能力についてタイヤメーカーの見解では純正タイヤのLIを下回ると×とされます。その基準でいくと上記の代替は全てNGということになりますね。しかしそれではインチアップできないので、タイヤメーカーでは偏平率の低いタイヤには予め、より空気圧を高めて負荷能力を高められる「エクストラロードタイヤ」(=レインフォースドタイヤ)を設定しています。こちらは欧州ETRTO RENF規格で、290kPaまで負荷能力の保証をします。但し、少し高めの空気圧にする必要があります。タイヤカタログを見ると★や■などで、それと分かるように記されています。以下、エクストラロードタイヤにはXLを付けています。

<エクストラロードタイヤの負荷能力>
純正:225/50R17 94 (基準:670kg/240kPaまで) J
代替:225/35R20 90XL (600kg/290kPaまで) ER
代替:245/30R20 90XL (600kg/290kPaまで) ER
代替:255/30R20 92XL (630kg/290kPaまで) ER
代替:225/35R18 87XL (545kg/290kPaまで) ER
(J:JATMA規格/ER:ETRTO RENF規格)

さすがにタイヤメーカーの基準ではNGですが、それが絶対ではありません。このエクストラロードタイヤであれば、かなり安心した負荷能力を得ることができます。もっとも、実際に上記「代替」サイズは超偏平タイヤなのでエクストラロードタイヤしか設定がないと思います。これであれば、仮に外径の小さい「225/35R18 87XL」であっても車検は通ることになります。

以上、長くなり失礼いたしました。何かご不明な点があれば追加でご質問いただければ幸いです。

その他の回答 (4件)

  • タイヤカタログの後ろの方に
    インチアップの時の対応サイズが載っているので見てごらん。その範囲なら
    はみ出てなければ基本車検OKです。
    例:60→55、50、45、40見たいな感じで載ってます。

  • オイラのは25mmアップでメータ誤差ゼロだな
    通常直径のアップはNGらしい

  • 検索で 純正サイズのタイヤサイズ を打ち込み その後に外径と

    (例 165/55R15 外径)打ち込んだら

    互換可能サイズ 適正リム が 検索できるサイトがあります

    そこで 調べたら 正確かと

    後 純正タイヤサイズで 車種d 許容範囲は変わる事も ・・・

    タイヤハウスに 擦ったりする事もあるので ・・・

  • 純正サイズと同じが大前提。
    それでも変えるなら、純正サイズが分からないですが、大雑把に言えば最大+5mm未満が安全圏。

    外径が小さければ、スピードメーターの速度より実速度は低いので問題無い。
    逆に大きいと、スピードメーターの速度よりも速度超過するので問題あり。まあ5mmくらいなら0.5km/h前後の誤差に収まると思います。

    スピードメーター40km/hの時、実速度が約31〜42km/hの範囲内ならユーザー車検自体は通ります。
    しかし、警察の速度取り締まりはあくまで実速度なので、スピードメーター云々は言い訳にもなりませんよ。

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