2009年6月
■2009年6月
XKはジャガーのスポーツカーとしての血統を受け継ぐクーペ/コンバーチブル。日本では2006年5月に新型車が発表され7月から発売された。最新のXKも「美しくて速いクルマ」というジャガーの哲学を端的に表現。ボディはXJで確立したアルミテクノロジーをベースにアルミモノコックボディを採用。ボディサイズに対して極めて軽いクルマに仕上げている。外観デザインは歴代XKのイメージを随所に織り込みながら、躍動感にあふれた新時代のスタイルを形作っている。ロングノーズのおおらかなデザインはジャガーならではのものといっていい。エレガントさと斬新さを両立させたインテリアも新鮮な印象を与えている。室内はウッドパネルや厳選された本革シートなどが高い品質を示すほか、スポーツモデルらしくアルミパネルの設定もある。当初の搭載エンジンはV型8気筒4.2リッターの自然吸気DOHCとスーパーチャージャー仕様で、組み合わされるZF製の6速ATにはステアリングコラムの裏側にパドルシフトも備えられる。歩行者との衝突時にエンジンフードが跳ね上がるデプロイアブル・ボンネット・システムを採用する。2006年11月には2007年4月からの発売に向けて、XKRの予約受注が開始された。専用の内外装を始め、ハイパワーに対応した足回りを備えたハイパフォーマンスモデルだ。2009年6月には外観デザインに手を加えたほか、新開発のV型8気筒エンジンを搭載するなどの改良を行った。