2004年3月
■2004年3月
2002年10月に発売。Think Basic(TB)という開発コンセプトのもと、 クルマに最も必要な基本性能である実用性、快適性、安全性に重点を置いたヒュン ダイの世界戦略車である。ヨーロッパ、アジア、日本を含め全世界に年間30万台を販売する、グローバルカーとなることが目標だ。外観は都会的な親しみやすいデザイン とし、インテリアは視認性の高い大型メーターパネルを採用するなど、機能性と実用性を両立させたものとした。室内はキャビンを前寄りにしたパッケージングにより、コンパクトなボディサイズながら広いスペースを獲得している。また、運転席回りや荷物スペースなどに計16カ所の収納スペースを用意した。リアシートはワンタッチで前倒しが可能な6:4分割可倒式。ダブルフォールディング機能も備 え、用途に応じたシートアレンジができる。エンジンは全車「優-低排出ガス」に適合した1.3リッターSOHC。組み合わされるのは電子制御4ATだ。安全面ではデュアルSRSエアバッグ、乗員や荷物によって増加した荷重に応じてリアの ブレーキ力を大きくし、制動力の低下を防ぐEBD(電子制御制動力分配システム)付ABS、 側面衝突に対応したサイドドアビームなどが標準装備されている。2004年2月には改良が行われ、10・15モード燃費が14.0km/・から15.4km/・に向上したほか、エンジンの出力もアップ。更に外観はフロントグリルをメッキ仕様とすることで、より力強い印象としている。