ホンダ インスパイア 「最初で最後のインスパイア 以前、4万kmの5年落ちを中古で買って2年(4万km)ほど乗りました。 1400kgの車重に190馬力のエンジンは十分すぎる」のユーザーレビュー

最初で最後のインスパイア 以前、4万kmの5年落ちを中古で買って2年(4万km)ほど乗りました。 1400kgの車重に190馬力のエンジンは十分すぎる

2009.7.12

総評

最初で最後のインスパイア
以前、4万kmの5年落ちを中古で買って2年(4万km)ほど乗りました。
1400kgの車重に190馬力のエンジンは十分すぎる動力性能でした。
FFミッドシップのおかげでフロント加重が軽いため、
ちょっと雑に踏み込むと簡単にホイールスピンします。
0-100kmも8秒ちょっとと当時のFF車としてはかなり速く、
実際、KA7のレジェンド(親が昔乗っていた)より速かったです。
ダブルウィッシュボーンのサスペンションは当時のレジェンドと同様に出来が良く、
長いホイールベースのおかげもあって、
うねった路面でも快適に乗れた車です。
一方、アクセルやステアリングはダイレクト感が強く、
お世辞にも｢高級｣とは言えない味付けで、
レジェンドとはかなり｢差｣が付けられていました。
当時のホンダ車全般に言えることですが、
レジェンドと共にブレーキの効きは悪いです。
また、ボディーは5年もするとヤレが気になってきます。

満足している点

2.5リッター直列5気筒はかなり出来が良いと思います。
低回転時からとてもトルクフルで扱いやすく、
なかなか官能的なドライビングが出来ます。
FFミッドシップによる重量配分の良さは、
ホンダがこだわって作っただけのことはある非常に良いレイアウトだと思います。
まあ、これは乗った人しか分かりませんが、
多少のトラクションは犠牲にしても、これはこれで良いと思います。
シート位置がかなり低めで、低重心を意識させられます。
とはいえ、すぐに腰が痛くなるシートでした。
大きめのフロントスクリーンがとても開放的でした。
本木目パネル、直線基調のインパネデザイン、ポリッシュ仕上げのアルミホイール、
キラキラしたマルチリフレクターのライトは、
パッと見はかなり高級そうに見えます。
実際、当時の他のライバルに比べて、
なかなかスタイリッシュな外観だったと思います。

不満な点

騒音の入り方、ステアリングやブレーキのタッチは、
ほとんど当時のアコードと同レベルかちょっと良い程度で、
お世辞にも｢高級｣な車とは言えません。
ミッションのショックは大きすぎです。
レジェンドはシフトアップ時にエンジン出力を弱めてスッとつながるのに、
こいつはガツンとつながります。
｢昔の車｣って感じです。
室内が狭すぎました。
後席で大人の男性がくつろぐのはほとんど不可能で、長時間乗車は無理です。
これは結構致命的かもしれません。
後席に大人2人が乗れて、ミッションの制御をしっかりすれば、
ほとんど完璧な車だったんじゃないでしょうか。
｢もっと売れたんだろうな｣と思います。
後席の異常な狭さは人を乗せられないので、2年後に後継のUA2を買いました。
上記2点は改善されたものの、
CC2で良かったところが見事に｢全て｣なくなってしまい、
あまりにも貧相な車になってしまっていたので2年で乗り換えました。
この車に｢インスパイア｣と名前を付けるなら、
実際はこの車が｢最初で最後のインスパイア｣だと思います。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験