ホンダ ビート 「ビートの良さは軽さであり、そこから生まれ...」のユーザーレビュー

ビートの良さは軽さであり、そこから生まれ...

2009.8.23

総評

ビートの良さは軽さであり、そこから生まれるダイレクト感は現代の基準で作られる車には実現できないか、とても高価なものになるでしょう。だからこそ、19年という歳月が流れてもなお、ビートを愛して止まない人、新たにビートに惹かれる人が後を絶たないのでしょう。既に旧車の領域に踏み込みつつあるビートですから、これからはオーナー1人1人のビートを愛する気持ちを結集し、ビートをホンダのSシリーズのように末永く維持できる環境を作っていかなければならないのかも知れません。ビートをファーストカーとして維持するのはとても大変で根気がいりますし、時には我慢を強いられる事もあるでしょう。こんなご時世にセカンドカーを所有できるようなゆとりのある人ばかりではないはずです。それでも、少しでもビートに興味を持ったなら、一度は実物をご覧になって、できればステアリングを握ってみてください。きっと私達ビートオーナーのコメントが嘘でない事がお分かりになると思いますし、感性にビビッときたら運命です。ビート道を私達と一緒に歩みましょう。

満足している点

最近の車って本当に大きくなりました。軽自動車でさえもかなりの重量で、一言で表せば「暑苦しい」。既に最初の発売から19年が経過したビートに、現代の車の安全性を望むべくもありませんが、その代わりにかけがえの無い美点を持っています。それは「軽さ」です。スポーティーとは何か？を真剣に考えれば、戦車みたいな車に途方も無いパワーのエンジンを乗っけて、0-400mやニュルを走り回ってタイムを削ることでは無いと気付きます。スポーティーとは軍隊の行軍や反吐が出るほどの筋トレではなく、トレッキングやフィッシングにサラリと出かける事だと思います。今の車の基準でそれを可能にしようと思えば、ボディーを全てアルミやカーボンで作りましょうか・・・ちょっと現実的ではなさそうです。現代の車が持っている信頼感と、旧車が持っている軽快感とを絶妙のバランスで達成している奇跡、それがビートだと思います。

不満な点

私がビートを購入した頃とは事情が少しずつ異なってきており、ビート関連の書籍では欠品パーツの情報も散見します。ただ、これは一般論ではないでしょうが、私の地域のホンダ・ディーラースタッフはビートを本当に可愛がってくれます。同時に所有するZ20ソアラに対するトヨタ・ディーラースタッフの冷たい仕打ちとは180°異なる印象です。それはともかく、やはりミニマムなオープンカーが抱える欠点はよく言えばタイト、はっきり言えば狭いです。買い物をしても、ちょっと荷物が多くなれば助手席に載せ切れませんし、そもそもトランクの収納力はほぼゼロですし、一人でストイックに走りを楽しむか、荷物をトランクの上に乗っけて恋人や妻と出かけるか。オープンでは女性の気にする風の巻き込み防止にMR-Sのウインド・ディフレクターをお忘れなく。それでも一応幌はついているし（手動だし、後方視界不良ですが）、エアコン（オートでは決してありませんが）だってカーステレオ（カッセトですが）だってついていますから、ビートにとってはこれで必要十分と悟るしかありません。風や鳥の声に耳を傾け、エンジンサウンドを背中に感じながら、ちょっと密着気味な助手席の大切な人との会話を楽しむ事がビートの最大の楽しみと思えば、そんな欠点は気にならないかも知れませんね。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験