ホンダの原点があるような気がします
昨年9月某オークションで購入し、約7か月が経過しました。
実はビートは2台目で12年前にも赤ビートをセカンドカーと
2009.1.28
- 総評
- ホンダの原点があるような気がします
昨年9月某オークションで購入し、約7か月が経過しました。
実はビートは2台目で12年前にも赤ビートをセカンドカーとして1か月だけ所有していました。
個人売買で購入したのですが、現車確認程度のつもりでしたが、わざわざ遠方から来てもらって、
断るのも申し訳ないかと思い、7年落ち、走行4万kmでしたが、当時の中古車相場より20万円以上安く買えました。
何故1か月?と思われるかもしれませんが、残りの車検が1か月しか残っていなかったため、車検を通すか、売却するかで悩みましたが、メインの車をほとんど使わなくなってしまったこと、車高の低さ故に一般道のバイパス(高速並)を使って通勤していたのでトラックの走行が多く、追突した場合に車体の下に潜ってしまうのではないかという危険を感じたことなどで、結局売却を決めました。
購入したときより8万円高く売れたのがラッキーでした。
その時の印象は、まさしくスポーツカーだと思いました。
意のままに操れるハンドル、車高の低さから来るスピード感など、まさに公道を走れるゴーカートの気分でした。
燃費も通勤主体で17~18km/Lとびっくりする燃費で、メインで乗っていたのがトヨタイプサムでしたが、ビートとイプサムの組み合わせは最高で、後々まであの時ビートを売っていなければと思う日々が続きました。
結局イプサムはかったるさ故に2年半で売却することになるのですが、もしビートに乗っていれば売らずに済んだと思います。
それから、しばらくの年月が経過してダイハツがコペンという車を出しました。
コペンは評価が高く、インプレッションなどを読むたびに欲しくて堪らなくなったのですが、如何せん軽自動車に180万円はとても出す気が起こりませんでしたので、中古で値段がこなれてくるのを虎視眈々と狙っていました。
昨年オークションなででも80万円程度で買えるようになってきて、そろそろと思いディーラーにて実際に試乗したところ、あれ?という感じで、ビートの時のようなあの楽しさを感じませんでした。屋根のガタピシも気になりました。
- 満足している点
- そこで、思いっきり思考が変わり、17年前の車ですが、程度のいいビートを探し始めました。
カプチーノも以前から気になっていたのですが、中古車相場がどうしてもビートより高めなのでビート1本に絞りました。
ビート購入に際しては、中古車店はどうしても高いので、こちらのオークションで常にチェックをしていました。
オークションでも条件のいいものは信じられないほどの高値が付いてしまい、コペンが買えるじゃん!とかよく思ったものでした。
結局、走行が多少多かったのですが、走行約12万kmの黄色ビートを購入することになりました。
出品地域が遠く、現車確認は出来ませんでしたが、とにかく各機関絶好調という言葉を信じて落札し、行きは新幹線を使って帰りは片道350kmの道のりを高速使って自走で帰ってきましたが、確かに絶好調でノートラブルで帰って来れました。
取引を成立させ、いざ出発とビートをオープンにして乗った瞬間、「う~ん、最高に気持ちいい!」と思わず唸ってしまいました。
17年前の車ですので若干不安がありましたが、本当に買って良かったと思えた瞬間でした。
当方に来てから手を加えた点は、プラグコードが劣化しているようでしたのでそれを交換し、シフトノブも革がボロボロでしたのでカーボン製に取り換えて、17年間の汗と埃の結晶のようなシートにそのまま座るのはやはり抵抗がありましたので、すぐにシートカバーを購入したのですが腰の部分にパッドがあって腰痛持ちの私にはちょうどよかったです。
それと後輪タイヤの溝があまりなかったので、程度のいい中古に交換し、ハーフカバーの代わりに高耐候性のビニールシートなどを購入しました。
一番頭を悩ませたのが、やはり皆さん苦労している幌の雨漏り対策で、こちらのオークションに出品されていた雨漏り防止キットを購入しましたが全くダメで、自動車情報サイトの掲示板で紹介されていたやり方で施工したところ、完璧に直すことが出来ました。
とにかく、通勤主体のため雨の日に乗れないのは問題外なので解決できて良かったと思います。
- 不満な点
- ビートについては、確かにパワーはありません。低速時もたつきます。でも高回転域に入ってしまえば十分なパワーだと思います。
秀逸なのはやはりボディの安定性で、メインでボディ剛性が高いという新型ストリームに乗っていますが、全く別物です。
スポーツカーのそれです。ブレーキも秀逸。良く効きます。
購入してから休日に山道なにどツーリングに出かけましたが、とにかく気持ちいい。休日に湧いて出るバイクのツーリング族の気持ちがよくわかりました。
ホンダビートは世界初と名の付くものが多く、本田宗一郎が最後に見送った車として有名ですが、あのF1ドライバーの佐藤琢磨の愛車でもあります。雑誌で佐藤は「スポーツカーの要素はパワーじゃないんだ、ハンドリングだ」と言っていますがまさにそのとおりだと思います。
確かにビートはスーパーの駐車場などに停めるとあまりに小さく見窄らしく感じますが、家に帰ってきて停まっている姿を見てください。
単体で見ればすばらしいスタイルをしていると思います。私は特にサイドからの眺めが好きです。
家に泊まっている新型ストリーム、ビートのフロントマスクを斜めから見ていると、オデッセイやアコードなど最近のホンダ車は、ビートに回帰してきたように感じます。似ていると感じます。
燃費はやはり約17km/Lで、最近ガソリンは安くなっていますが、昨年の原油高騰期は通勤に大活躍でした。
助手席を荷物置き場代わりにして、1人でショッピングなども楽しんでいます。
1人で乗っていることにこれほど抵抗を感じない車は他にないでしょう。
色々なところに出かけたくなる車です。
気持ちをハッピーにさせてくれるので、昨年の結婚記念日には妻に手紙を書いて花束やケーキをプレゼントしたりと、今までしたこともないことをやっちゃいました(笑
年代とともにいい個体は少なくなっていきますが、とにかくこまめに点検・チェックをして長く乗っていきたいですね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験