ダイハツ テリオスキッド のみんなの質問

解決済み
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4WDオートモードスイッチがあるのですが
これをONして
走ると
カーブのときやバックのときに
アクセルの効きが
鈍くなり
減速するように感じます。
買ったばかりの中古車です。

こんなもんですか?
アクセルの効きが鈍いので
いつも4WD状態で走っています。

まだ保険が一年経過していないので車屋さんに相談した方がいいいですか。

どうか詳しい方教えてください。

●車種ーテリオスキッド

補足

デフロックスイッチですか? バツがついてないのは 4WD切り替えのスイッチですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

その×印の書かれたボタン(=デフロックボタン)をOFFにすると、クルマの動きがスムーズになります。OFFにしても4WDのままですのでご安心ください。逆にONにして走ることは滅多になくて、オフロード走行するなどのみです。いわゆる「センターデフロックボタン」なのですが、それが何なのか、クルマの仕組みも併せて知っておかれるとよいと思います。以下、ご説明申し上げます。

■ パートタイム式4WD

まず、テリオスの四駆システムの説明の前に原始的な「パートタイム式4WD」の説明からしておかねばなりません。パートタイム式4WDは、通常は2WDで走行し、悪路を走る緊急のときのみ、手動で4WDに切り替える仕組みです。4WDに切り替えると前後輪をつなぐ車軸が直結状態になります。直結四駆にすると、直進走行は問題ないのですが、アスファルト上など滑りにくい路面でステアリングを大きく切ると、前輪よりも後輪の方が回転数が低いために、前後輪がケンカをしてブレーキが掛かります。これを「タイトコーナーブレーキング現象」といいます。この現象が発生するために、通常は2WD状態にしておくわけですね。かつてのジープ系のクロカンはみなこのパートタイム式4WDでしたが、使い勝手の悪さからもはや過去の存在となりました。日本ではジムニーや軽貨物車両程度しか採用車種はありません。少し前に復刻したランクル70もパートタイム式4WDでしたね。

■ フルタイム4WD

テリオスキッドは「フルタイム4WD」システムを採用しています。それも本格的な「センターデフ式フルタイム4WD」というものです。この「センターデフ」というのが今回のお話のポイントになります。

「フルタイム4WD」は、その名の通り常時4WDで走行しますがタイトコーナーブレーキング現象の発生を防ぐために「センターデフ」(またはそれに類する装置)を用いています。もちろん、前輪と後輪にもそれぞれデフがありますので、ひとつ車両に計3つのデフが装備されているということになります。

「デフ」というのは「デフギア」のことです。2WD車の駆動輪の左右もデフギアでつながれています。デフギアはコーナーで発生する左右輪の回転差を抵抗なく差動させる優れものですが、このデフギアの仕組みをそのまま前後輪の間に設置したものが「センターデフ」です。エンジンの出力は一度このセンターデフが受けて、そこから前後輪に分配されます。このデフギアの欠点は2WDの雪道等で経験されていると思います。例えば、駆動輪の右輪はアイスバーン、左輪はアスファルトの登坂等の場合、右輪ばかり空転してしまい、左輪には駆動力は伝わらず前に進めなくなります。このような素の状態のデフギアを「オープンデフ」といいます。

さて、先ほどフルタイム4WDにはセンターデフがあり、左右輪で使われるデフギアと同じ仕組みのものをセンターデフとして利用すると書きました。もしもセンターデフがオープンデフだと、前輪のみアイスバーンで、後輪がアスファルトの登坂道では、前輪ばかり空転して後輪には駆動力が伝わらず前に進みません。折角の4WDなのに十分な走破性が発揮できないのです。ならば、このセンターデフの働きが邪魔になるときのみロックしてしまえば、その問題は防げます。テリオスキッドの「デフロックボタン」をONにすると、まさにデフをロックしてパートタイム4WDの直結状態と同じ状態にできるというわけです。これはオフロードでは大変役に立つ機能ですが、グリップのよいアスファルト上では「タイトコーナーブレーキング現象」が発生してしまうことになります。質問者様の場合は、このタイトコーナーブレーキング現象が走りに違和感を生み出していたということです。

■ デフロックしたままの問題点

アスファルト上でデフロックしたまま走行していると、様々な災いが発生します。

(1)燃費の悪化
曲がるとブレーキが掛かかるのに、そこを無理矢理アクセルで進ませるわけですから燃費は悪化します。

(2)タイヤの摩耗
同様にタイヤも無理矢理すり減らされるので、無駄に摩耗が進みます。

(3)駆動系が壊れる
センターデフにも大きな圧力が発生するため、繰返し行っていると寿命が縮み、壊れてしまいます。

(4)アンダーステア
デフロック状態といのは、ステアリングを切ってもクルマが曲がりにくくなり、コーナーでは外に膨らみやすくなります。通常なら普通に曲がれる場所でも、予想外に膨らんで思わぬ事故に発展する恐れがあります。

最後のアンダーステアについては、オフロードでも起こりうることで、直結四駆のクセをよくわかっていないと、危険ですらあります。
パートタイム四駆やセンターデフロックは玄人向けの装備てある所以です。なので最近はこのような装置ではなく、電子制御により自動的に走破性を高める仕組みが一般的になってきました。これは玄人には寂しい限りで、それゆえ、手動でデフロックのできるテリオスは貴重な存在です。また、最近はセンターデフをもたず、より簡素な「スタンバイ式4WD」が主流になりつつありますので益々貴重です。是非大切に乗ってくださいね。

大変長くなり失礼いたしました。なにかご不明な点などありましたら、追加でご質問ください。

是非、以下の記事もご参照ください。
http://kuruma37.net/kaitori/daihatsu-terrioskid/

質問者からのお礼コメント

2017.4.6 05:47

すばらしい回答ありがとうございます!すごく勉強になりました!これからもこんなふうに皆さんを助けてください!

その他の回答 (3件)

  • センターデフlockなので、
    随分危ない運転していたことになります。

    速い速度で長いカーブなどを走っていると簡単にタイヤが泣いたはずです。

  • >>アクセルの効きが鈍いのでいつも4WD状態で走っています。

    意味不明。

  • テリオスキッドは軽では珍しいセンターデフ付きのフルタイム4WDなので、オートモードは存在しないと認識しておりましたが、、、

    基本常に4WD。
    そのボタンはセンターデフロックのボタンでは?

    センターデフをロックすると、急な旋回時にタイトターンブレーキング現象が起きるので、滑りやすい路面以外ではロックしてはいけません。
    旋回時は後輪側と前輪側の回転数が違います。センターデフをロックしてしまうと、その回転差によってプロペラシャフトがねじられることになり、タイヤをスリップさせないと曲がれなくなります。最悪プロペラシャフトが壊れます。

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