ダイハツ コペン 「「最小のボディに最大の夢を」 (画像追加)」のユーザーレビュー

Xblue Xblueさん

ダイハツ コペン

グレード:アクティブトップ(MT_0.66) 2010年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
1
燃費
5
デザイン
5
積載性
4
価格
5

「最小のボディに最大の夢を」 (画像追加)

2019.10.25

総評
満足、不満共にありますが、その楽しさから不満点は大概忘れることが出来ます。

ただし、当たり前ですが、ファーストカーとしての購入はお勧めできません。
あくまで休日専用機として購入し、週末のリフレッシュ手段として所有するのが理想でしょう。

僕は、スポーツ走行しない、カスタムしない、あくまで「ノーマルを味わい尽くす」という条件のもと所有・運転しています。

間違いなく言えるのは現代の車とは違うものを求めて開発されているということ。
「最小のボディに最大の夢を」
ダイハツが本当に夢を詰め込んで作ったことを感じられる一台です。

LA400型とは、新旧としての比較は出来ないと思っています。
満足している点



・デザイン

・電動オープン機構
 オープン走行が出来るのはもちろん、電動ハードトップを備えていることで、防犯性にも優れている

・ちょうどいい動力性能
 決して力不足ではないが、ターボといえど持て余すほどのパワーもない、ちょうどいいと感じるくらいのエンジン性能

・扱いやすい大きさ
 見た目通り、どこにでも入っていけるボディサイズ

・手間とお金がかかっている
 製造は手組み、塗装はDC(ダブルクリア)、ボンネット、ルーフ、トランクはアルミなどなど、ぱっと見ではわからないところにもコストがかかっている

・燃費
 基本的に田舎道をのんびり流すので、概ね20km/L前後 (レギュラーガソリン)

・維持費、パーツの安さ
 軽自動車なので普通車に比べると格段に安い

・運転の楽しさ
 ここで言う「楽しさ」とは、乗り心地・燃費・加速・コーナリング・ブレーキ性能の総合的な好評価、またはそのどれかを指すものではありません。
 単純に、運転している時に「楽しい」と感じる感覚です。
 楽しさと速度域は比例せず、安全運転でもなぜか楽しめる不思議な車。


※すべてマニュアルミッションに限った場合です。オートマチックでは全く違う評価となります。
不満な点
・後方視界の悪さ
 クローズ時は、後方視界が絶望的に悪く、駐車に苦労する

・乗り心地の悪さ
 サスペンションがついているのかと疑ってしまうほどの突き上げのひどさ
 人間で例えると、膝を曲げずに走っているような感覚

・錆びやすい
 フェンダー内側、トランク周り、トランク底、サイドシル、腹周り、とにかく手入れをしないとすぐに錆びる
 中古車を検討する際には錆び具合は要チェック

・電動ルーフ調整、トラブル時の対処が難しい
 ディーラーでもオープン機構に詳しくなく、ハズレの車両に当たってしまうと永遠に治らないことも多い

・ブレーキの甘さ
 普通に全然効かない

・冷房の効きが悪い
 これが一番ネック
 室内空間はとても狭いのに冷房が不思議なくらい効かない
 エンジンルームの排熱性が極端に悪いためなのか、エアコン自体の性能が弱いのか?
 冷えないのに加え、A/C使用による著しいパワーダウンもあり、夏の昼間はとても乗れたものではない
デザイン

5

・外装
 前後対称と珍しいデザインで、前から見ても、後ろから見ても同じ顔
 スポーティ、クラシカル、カッコいい、可愛い
 オーナーの感性やカスタマイズにより、どんな車にも変幻自在

・内装
 曲線を基調とした、スポーティで落ち着いたデザインで外装ともマッチしている
 アナログ3連メーターはシンプルで見やすく、ノーマルシートでも程よいホールド感

 基本的にプラスチックで構成されているが、価格が倍以上する最近の車よりもずっと質感は高い
走行性能

4

・JB-DETエンジン

 マニュアルミッションと相まって、必要十分の動力性能
 MTであれば、巷で言われているような低速トルクの細さは感じられない

・脚回り
 標準のアクティブトップの脚でも、標準装備されているLSDでグイグイ曲がる
乗り心地

1

とにかく突き上げが酷い
柔らかいタイヤに変更し、なんとか乗れるレベルになった

快適性に関してはとても褒められたものではない
積載性

4

クローズド時には、コンパクトなボディサイズの割にはかなり積むことが出来る

「オープン2シーター」しかも軽自動車ということを考えれば、かなり積載容量は大きい
燃費

5

都市部の走行を一切しないので、概ね20km/L前後
最高で一般道のみで23km/L。

これだけ走れば文句なし
価格

5

・車両価格
 発売当時は160万円弱
 安全装備や快適装備では現代の軽には当然劣るが、これらは必要ない人にとっては無駄なもの
 そう考えると、シンプルでコスパに優れた一台だと言える

・リセールバリュー
 生産終了から8年以上経っても、未だ高値安定
 下取りは信じられないほど高い
故障経験
2011年7月登録の車両

2020年8月、走行距離37,000km時点
アクティブトップオープン時、三角窓が下がらず、そのままストップ。クローズは可能。
一旦クローズした後は問題なくオープン成功。
その後何度か同様の症状が発生。

結果、バッテリー劣化によるものだった。オープン時、三角窓稼働時に電圧不足になったものだと思われる。
交換時のバッテリー、Panasonicのcaosは約4年使用していたもの。

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