ダイハツ コペン 「風と友達になろう」のユーザーレビュー

Ko-Ga Ko-Gaさん

ダイハツ コペン

グレード:エクスプレイ(MT_0.66) 2016年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
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乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
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価格
-

風と友達になろう

2018.5.30

総評
軽自動車でありながら、国産メーカーで唯一の「電動フルオープンハードトップ」。
この車の存在意義は、これに尽きます。

「誰もが手の届く軽自動車枠でオープンカーを作る」という無理なキャラクターによる弊害は随所に見受けられますが、そんなものは全て吹き飛ばす魅力がこの車にはあります。

日本独自の軽という枠組みの中で魅力と愛嬌を追求したデザイン。
公道でも使い切れる、かといって不足はない絶妙な動力性能。
指1本、20秒でルーフを開け放てば、普段どおりの通勤路もちょっとした冒険に早変わり。
それでいて、軽ならではの取り回しの良さと維持費の低廉さ。
最近のダイハツのキャッチフレーズ通り、肩肘を張らずに「日常」「ローカル」を楽しくしてくれる、等身大のピュアスポーツ。

さぁ、屋根を開けて、風と友達になろう。
満足している点
手軽な軽自動車でありながら、国産唯一の「電動フルオープンハードトップ」のオープンカー。
不便さを補って余りある最大の特長です。

サンルーフやキャンバストップでは得られない、開けた景色と頬を吹き抜ける風は、いつでも指1本でちょっとした非日常感へ誘ってくれます。
ソコソコの走行性能とともに「オープンドライブ」を最大限に楽しむ車両の味付けも、病みつきになります。

ちなみにコペン以外の(新車で買える)国産オープンは、それぞれ手動ソフトトップ・手動タルガ・電動タルガと、さらに「走りを楽しむ」方向性もすべてキャラクターが違うのも面白い。
不満な点
主は狭さからくる不便さ。まぁ、そこは当然、皆さん分かってて買うと思いますが(笑)
他には乗り心地の余裕の無さや、本気で走りに行こうとすると全体的にあと一歩な車両性能、パワートレインの凡庸さなど。
ただし、「でもコペンだからいいや」という、すべて吹っ切る魔力があります。そんなクルマ。

あとは、LA400K型がデビューしてから早4年、最近の話題性の薄さが不安要素。
先日S660にモデューロXやクラシック仕様が追加されたことですし、そろそろコペンも特別仕様車か何かのテコ入れが欲しいところです。
デザイン

-

走行性能

-

ドレスフォーメーションとフルオープン機構にコストを割く為か、ベースは大部分が他のダイハツ車からの流用品に手を加えたもの(オープン機構自体もL880Kとは大きくは変わっていないようです)。
国内専用品は、海外から持ってきているらしいターボ対応容量の横置きMTくらいじゃないでしょうか。
FFでリアサスがトーションビームというパッケージも、ルーフを格納する為のスペースを確保する目的のような気がします。

そんな中でもしっかりとスポーツカーらしい演出がされています。無理のない範囲で気持ちよく、きちんと曲がる、止まる、進む。
また、MTモデルについては、最近のスポーツカーにしては珍しく回転数制御やヒルスタートアシストが付いていないというプリミティブな仕様。
性能を追求したスポーツカーとは違った、「動かした通りにしか動かない」、「車両を使い切れる楽しさ」があります。
乗り心地

-

軽自動車でスポーツカー形状ですから、当然サルーン的な心地良さは最初から期待してはダメです。
非Sグレードの純正脚でも相当引き締められており(というよりは容量やストロークに余裕がない?)、新しい幹線道路など綺麗な路面なら吸い付くように転がってくれますが、荒れた路面で速度域が高い状態だと内蔵が揺さぶられます。

純正で16インチというスポーツタイヤも、走行性能という点では素晴らしいですが、乗り心地に関してはマイナスポイント。
また、薄く硬いためにクルマからのインフォメーションがやや希薄で、15インチにダウンしたほうがクルマとの会話がしやすく、「粘り」や「ロール(コシ)」も自然になる気がします。
積載性

-

このクルマを選ぶ人で最初から積載性に期待している人は居ないとは思いますが…

ルーフを開けてしまうと、ラゲッジには80cmx30cmx30cmくらいの空間しかありません。頑張ってひとりで数泊分、ふたりで1・2泊でしょうか。
また、形状が半端なので、衣類のように押し込める荷物なら良いですが、オープンでの夕飯の買い物などはややキビシイです。

ルーフを開けなければ、当然ルーフをたたむぶんの空間があるので、一週間サイズのキャリーバッグ程度なら入ります。
が、それではせっかくオープンカーで出かける醍醐味が…
なかなか悩ましい問題です。
燃費

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幹線道路を片道30km走行する通勤用途では、平均して18km/L程度。
40km/hでも十分5速に入るので、50~60km/hあたりでモソモソと走るのが一番効率が良さそうです。

反面、高速では90km/hで3000rpmを超えますので、燃費は大きく下がるうえ、ノイズや振動も苦しいです。
高速を走るときはもう1速欲しいですね。遠乗りが多い人はCVTのほうが良いかもしれません。

価格

-

故障経験
まだ納車して1ヶ月半ですので、今のところはありません。

ただ、特殊な構造の車なので、万一の場合を考えてメーカー直系のディーラー、かつコペンサイト(トヨタ系でいうGRガレージのような半専門店)で購入しました。

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