街乗りで異彩、高速で本領発揮する
購入からちょうど1年が経過し、走行距離6000キロほど走った現状をレポートします。
BMW325ツーリングからの乗り
2012.3.21
- 総評
- 街乗りで異彩、高速で本領発揮する
購入からちょうど1年が経過し、走行距離6000キロほど走った現状をレポートします。
BMW325ツーリングからの乗り換えで、これまでメルセデスC230、ボルボ850エステートなどを乗り継いできました。新車購入から現在まで、初期トラブルは全くありませんでした。おもな使用パターンは、平日は家内が運転し、近所への買い物や子供の送迎に。休日は当方が運転し遠出するというものです。
全体として、C5の1.6Lターボ&6AT+ハイドロⅢは満足いくものだと感じています。当初危惧していた車格の割に小さい1.6Lエンジンの力不足は、実際にはほとんど感じることはありません。
街乗りでは、やはり燃費がいまいちで7~8キロ/L程度。良くはありません。ただ、明らかに周辺のドライバーからの視線を感じることが多くなりました。これまで乗ってきたクルマではなかった経験で、ほとんどすれ違うことのないC5ツアラーが異彩を放っていることに気づきます。
1.6Lターボの当初の予想を反して驚いたのは高速での走り。100~150キロ/hあたりがこのクルマの最も得意とする高速でのスピード領域であることが最近分かりました。
東関東道での体験ですが、走行車線&追越車線を適度に行き来し巡航。上記領域での加減速には全くエンジンの負担を感じることがありませんでした。回転数は2200~2500。ハイドロⅢのおかげで、ステアリングは片手で添えて運転する程度で、安定性の高さを実感しました。このままどこまでも走って行きたくなる気持ちが分かりました。確かに、この安定性と高速での加減速、乗り心地は、体感したことがなければ分からないものかもしれません。速いのに優雅なんです。
- 満足している点
- 【意外に実力があるエンジン】ダウンサイジングの流れに対応し、速く走ることを前面に出さずに過不足なく走るためのエンジンとミッションの組み合わせ。(ただ、高速の追越車線でやたらにあおるクルマから売られたケンカも、それなりに買えるほどの実力があることは東関東道でも実感しています)
【取り回しは楽】確かに車体は大きいが、うちの家内でも街中を運転できるくらい、実は取り回しは悪くない。クルマの前後や四隅にセンサーが付いているのと丸くカットされたデザインも取り回しに影響しているのは確か。そして最後は、結局なれなのかも。
【独特のスタイル】シャープなスタイリングですが、シトロエンらしい曲線美はしっかり受け継いでいます。
【街で見かけない希少性】確かにあまりすれ違ったことはありません。同じシトロエンでもC3、C4、C4ピカソとは、たまに出くわします。
【安全&快適装備】
別になくてもいいマッサージ機能までついており、後付けで必要なものは全くありません。ETCもナビもパノラミックサンルーフもキセノンヘッドランプもトラクションコントロールもあります。必要なものはほぼすべて付いています。個人的にはとくに電動バックゲートが便利だと思っています。
- 不満な点
- 【街乗りでの燃費】7~8キロ/L。はっきり言って燃費を気にする運転はしていないので当然ですが、良くないです。逆に高速では、14~15キロ/Lは普通に出ます。
【オーディオ操作】ナビに付いたボリュームとステアリングで操作するボリュームがリンクしておらず、操作に慣れが必要。このことは社内のスピーカーでも言え、ステアリングのボタンでボリュームを操作すれば全スピーカーの音量が変わるが、ナビのボリュームで操作すると、前席側しか音量が変わらない。EUで用いられているナビ&オーディオシステムでないことの弊害か?
【リバース連動ドアミラーがない】C4にも付いているのに、C5には付いていない。これならマッサージのほうを廃止してほしい。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験