欧州モデル
欧州本国仕様の2.0デイーゼルターボエクスクルーシブ160ps・6AT左ハンドルモデルのレビューです。まず、外観ですが、かなりドイツ車を意
2010.10.31
- 総評
- 欧州モデル
欧州本国仕様の2.0デイーゼルターボエクスクルーシブ160ps・6AT左ハンドルモデルのレビューです。まず、外観ですが、かなりドイツ車を意識した物ですが、個人的にはサイドのプレスラインがとっても、気に入っています。また、オプションで取り付けた18インチアルミホイ-ルのデザインも良いですね。但し、フロントナンバー下の黒い樹脂部分の質感が今一ですね。その他は、特に問題なし。次に内装ですが、「これシトロエン??」と言いたくなるくらい、良い質感を出しています。完全にドイツ車に追いついたと言えます。特に、ダッシュボードの質感は前モデルのC5と較べて、隔世の感があります。シボの使い方もGOOD!です。助手席に伸びている、艶消しのリアルアルミの飾りもいいですね。シートも調整機構が多く自分の好みのポジションが得られます。中折れする、背もたれもいい感じです。メーターも真ん中にデジタルのスピード表示が出来、その外周に、アナログの針が動くという凝った構造も面白いと言えます。でもその分、針の表示が見にくいと感じるのは私だけでしょうか?また、固定式のセンターパッドは、はっきり言って好きになれません。次のモデルでは、通常のセンターパッドに変わると思います。 次にエンジンですが、以前に乗っていた、プジョー407SWのデーゼルターボより全然静かですね。ただ、今回のC5は前モデルより200kgも重くなっているので、緩い上り坂でも、アクセルを踏み足さないとスピードを維持出来ません。6ATは以前の4ATと較べるまでもなく、これも隔世の感があります。ただ、エンジンブレーキの掛かり方が、ちょっと強いかな?感じます。制御プログラムの問題か?いずれにせよ日本車のプログラムとは制御の考え方が違うと言えます。
- 満足している点
- 1.やっぱり、ハイドラクティブⅢ!好き嫌いは、はっきりと分かれると思いますが、オートモードでゆっくり、石畳の道を走っているとなんとも言えない良さがあります。高速道路をハイペースで走った時の安定感(安心感)はドイツ車に譲りますが、そんな事はどうでも良いと思えてしまえます。また、トランクに重い荷物を積んだ時や、後ろに人を2人以上載せた時に、自動的に姿勢を水平に保つ制御が出来るのもハイドラクティブⅢの利点の一つと言えます。
2.やわらかいが、しっとりと体を包みこんでくれる、シート。これは、ドイツ車にも日本車にもまねができないのでは?と個人的に思っています。
3.スタイリング。ドイツ車を意識し過ぎてはいますが、前モデルの無個性なスタイリングに較べれば、万人受けするスタイルだと思います。
- 不満な点
- 1.ボンネットにオイルダンパーがついていない!このクラスでステー式(つっかえ棒式)なのは、驚きでした。初めてボンネットを開けた時に目が点になってしまいました。アウディーはA3でも、ちゃんとオイルダンパーが付いてました。(そういえば、407SWもステー式だった・・PSAグループのポリシーか・・)
2.洗車して直ぐトランクを開けると、トランクリッドから、トランクの真ん中に水滴がボタボタ・・。逆ゾリ式のリヤガラスを採用したことによる影響か? 購入した人は雨の日も注意が必要。
3.リヤシートを折りたたんで、倒す事が出来るのですが、その、操作感が安っぽい。「ポコン!」っと言った感じで、なんとも質感に欠ける。まあ、そんなに、倒す機会はないので、大きな問題ではありませんが・・
4.給油キャップがキーを使わないと開けられない。こっち(欧州)では100%セルフ給油なので、良いけれど、日本だと、給油の際に必ずキーを渡さなければならず不便では?
5.車内に小物入れが少ない。グローブボックスはそこそこの容量がありますが、その他は、運転席左(右ハンドルだと左)のコインボックスとパーキングブレーキ後ろの小さな小物入れのみ、センターコンソールにドリングホルダーはありますが、1本しか入らないし、だいたい、センターコンソールの蓋を開けて、運転しずらい!!
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験