2005年4月
■2005年4月
シトロエンC3プルリエルは世界で唯一ともいえるモジュールカーだ。C3をベースに開発されモデルで、1999年のフランクフルトショーでコンセプトカーが発表され、2003年3月のジュネーブショーでカブリオ・オブ・ザ・イヤーを受賞した後、4月からヨーロッパで市販に移されている。日本では2005年4月から発売された。プルリエルはフランス語で複数を意味する言葉。プルリエルのボディ形状はは通常のサルーンをベースに、ソフトトップをオープンにしたパノラミックサルーン、サイドアーチだけを残してソフトトップとリヤウインドーを格納したカブリオレ、サイドアーチも外したスパイダー、さらに後部を荷台にしたスパイダーピックアップという5種類に変化させることができる。プラットホームはとC2やC3と共通のものだが、ボディの全長は85mm、全幅は40mmも拡大されており、デザイン的にはC3のイメージを継承するものの、ほとんど独自のものと見ても良い。前後のヘッドライトやフロントグリルは独自のものだし、インテリアもダッシュボードは共通ながらドアトリムは専用のものとなるなど、独自のデザインとなる部分が多い。搭載エンジンは1.6リッターの16バルブエンジンにシトロエン独自のセンソドライブを組み合わせたものみの設定。定員4人分のフルサイズのシートと十分なラゲッジスペースを持ち、日常的な使い勝手にも配慮したほか、オープンカーならではの安全性にも配慮している。