2021年1月
■2021年1月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、キャデラックの新型ラグジュアリーセダン「CT5」を2021年1月15日に発表、翌1月16日に販売を開始した。
キャデラックセダンのフラッグシップ「CT6」に続く、ミドルクラスの4ドアセダン。CT5は卓越したデザイン、パフォーマンス、快適性を最新のテクノロジーで融合し、細部に至るまで精緻に設計・開発されたキャデラックのブランドレガシーをさらに進化させた唯一無二のモデルと紹介されている。
CT5のボディサイズは全長4925㎜×全幅1895㎜×全高1445㎜、ホイールベース2935㎜。プラットフォームには軽量化と高剛性の向上を目指した「アルファアーキテクチャー」を採用した。パワーユニットは最高出力177kW(240ps)/5000rpm、最大トルク350Nm/1500~4000rpmを発生する2.0リッター直4ターボに10速ATを組み合わせ。RWD(後輪駆動)の「プラチナム」、AWD「スポーツ」の2グレードが設定されている。
キャデラックのコンセプトモデル「エスカーラ」に影響を受けたエクステリアは低く伸びやかなファストバックスタイルを特徴とする。前後四隅を引き締めるLEDバーティカルライトとメッシュグリルは、ひと目でキャデラックだとわかるもの。
インテリアは品質や細部へのこだわり、本物の素材、クラフトマンシップを印象づける仕上がりとした。高解像度の10インチタッチスクリーンにロータリーコントローラーを装備したほか、シートヒーター、ベンチレーション、マッサージなどの快適装備を充実。キャビンは前後席のレッグルームについてはクラストップレベルの広さを確保したという。さらに車内の空気をきれいに保つイオン発生除菌機能付きエアコンディショナーを装備。ナビゲーションシステムにはゼンリンデータコムと共同開発した通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備し、トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法を可能としている。
安全装備ではエマージェンシーブレーキシステム(フロントオートマチックブレーキ/フロント歩行者対応ブレーキ)、アダプティブクルーズコントロール、サイドブラインドゾーンアラート、リヤ歩行者検知機能など、20以上の最新安全装備を搭載した。
足まわりは快適な走行を実現するZF MVSパッシブダンパーに加え、滑りやすい路面でも安定した走りを実現するインテリジェントAWDを設定。ドライブシーンに合わせて好みのドライブモード(ツアー/スポーツ/スノー&アイス/マイモード)が選択出来、それぞれのモードに合わせてシフトスケジュール、ステアリング&ブレーキフィール、前後トルク配分、排気サウンドのカスタマイズが行われる。