GMはこのほど、キャデラックブランドのアッパーミドルセダン「CT5-V」の高性能仕様「ブラックウイング」2025年改良モデルを米国内で発表した。その詳細について紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/GM
V8の6.2Lは「キャデラック」歴代最強の668ps&最高速322km/h! 史上最強のキャデラックセダン「CT5-Vブラックウイング」改良モデルが激アツ!!
■Vシリーズ生誕20周年記念の改良モデル登場
2025年モデルのキャデラックCT5-Vブラックウイングは精悍そのもののスタイリング。通常のCT5-Vよりもバンパー開口部が大きい
CT5はそれまで3代続いたキャデラックのアッパーミドルサルーン、CTSの後継モデルとして2019年に登場。日本市場には2021年1月から導入されている。米国では同年2月からその高性能バージョンであるCT5-Vブラックウイングが登場した。
そのボディサイズは全長4925×全幅1895×全高1445mm、ホイールベース2935mmとライバルとなるのはメルセデスベンツEクラスやBMW5シリーズ、アウディA6などのEセグモデルたちだ。
最高出力360ps、最大トルク55.9kgmを発揮する3Lツインターボを搭載するノーマル仕様のCT5-V。こちらも充分にスポーティだが……
前身となるキャデラックCTS-Vが誕生してから20周年を迎え、今回登場したCT5-Vブラックウイングについて同社グローバル担当バイスプレジデントのジョン・ロス氏は次のように語っている。
「キャデラックのセダンは、前年比でブランドの勢いを増し続けています。2023年、当社のセダンは2018年以来最高の販売台数を記録しました。CT5はキャデラックでは世界で最も売れているクルマです。Vシリーズが記録的な年を迎えるなか、性能とパワーを重視するお客様にとって、このオプションの重要性はいくら強調してもし過ぎることはありません」
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■通常のCT5-Vとは差別化されたエクステリア!
通常のCT5-V (左)と高性能仕様、 CT5-Vブラックウイング(右)
CT5-Vブラックウイングは通常のCT5-Vとの差別化にこだわっている。よりワイドで低い外観の新しいフロントエンドが特徴で、ファストバックスタイルを強調。グリルとフロントフェイシアを再設計し、ブラックモールディング、ロッカーエクステンション、スポイラーを採用。
また、キャデラックのシグネチャーバーチカルライトとモンドリアンパターンエッチングのLEDヘッドランプが印象的だ。そのほか、エアログラウンドエフェクトとフロントフェンダーを採用し、より大胆に仕上げられている。
CT5-Vブラックウイングのインテリア。33インチのLEDカラータッチスクリーンディスプレイが特徴的だ
インテリアでは、33インチのLEDカラータッチスクリーンディスプレイを採用。GMのエンジニアやデザイナーの意見を取り入れて作成された、強化された車載パフォーマンスデータレコーダーが利用可能だ。
ユーザーインターフェースとグラフィックを刷新し、ドライバーがコース上でのパフォーマンスを最大限に引き出すための新しいパフォーマンス分析機能が採用されているという。
■パワートレーンには668psのV8、6.2Lスーパーチャージャー搭載!
CT5-Vブラックウイングが搭載するV8、 6.2Lスーパーチャージャーエンジン
V8、6.2L スーパーチャージャーエンジンは最高出力 668ps、最大トルク91.1kgmを発揮する。組み合わされるトランスミッションには6速MTと10速ATを選ぶことができる。
その最高速度は322km/hに達し、0-96km/h加速が3.7秒という数値を誇る。通常のCT5-Vが最高出力360ps&最大トルク55.9kgmの3Lツインターボを搭載し、10速ATのみなので、ブラックウイングのハイパフォーマンスぶりが際立っているのがよくわかる。
CT5-Vブラックウイングのセーフティカー。なかなかカッコいい!
また、ストッピングパワーも強力で、ブラックウイングにはブレンボ製フロント&リアブレーキ(Vシリーズグラフィック付き)を標準装備するほか、ラインロック付きカスタムローンチコントロールを採用している。
CT5-VとCT5-Vブラックウイング2025年モデルは2024年夏に生産を開始し、詳細や価格については今後発表予定だというが、今の時代にまったく似つかわしくない「古きよきアメ車」を彷彿とさせるCT5-Vブラックウイングの日本導入を待ちたい!
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直線ならフェラーリやランボルギーニもちぎれそう。
コーナー曲がるだけで腰砕けになったりしない?