BMWアルピナ B3 ツーリング 「心から満足な高バランス車」のユーザーレビュー

Tomosan/Tokyo Tomosan/Tokyoさん

BMWアルピナ B3 ツーリング

グレード:ツーリング_RHD(AT_3.0) 2010年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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心から満足な高バランス車

2016.8.14

総評


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総評
・BMW3シリーズよりも実用性と動力性能、品質などが遥かに高い次元でバランスされている。
・高性能に係らず運転しやすく快適性に優れ心からの満足が得られます。
・何台もクルマを乗り継いだ人の為のクルマと思います。
・更なるチューニングが出来る。付加・交換なしの現状ハードで、ECUマップを変えるのみで更に50ps以上の馬力向上が可能。
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満足している点


満足点
・丈夫で故障知らずです。エンジンもレブリミットに当て続けてもびくともしません。
・速くて乗り心地最高です。
・内装や細部の出来まで良く製造管理され、品質の高さが際立っております。
・加速は凄く、フル加速ではワープします。
・部品や整備がBMWと共通部分が多いので、何処でも整備や車検が出来ます。

不満な点


不満点
・何と言っても排気異音です。
・後輪駆動の限界で、後輪だけではパワーを100%路面に伝えられません。加速時にはタイヤの歪みが分かります。
・BMWの普通の3シリーズと間違われる事が多発します。
・アルピナ専用部品などが高額な事。
・車格の割にとても高額です。
・納車までに1年掛かる場合もある。

デザイン

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走行性能

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1、エンジン
部品レベルでバランスを獲った手組の6気筒はウルトラスムースで内燃機関とは思えない気持の良い回り方をします。パワーは後輪駆動の限界と思うほど十分過ぎです。N54系ツインターボエンジンは歴代のBMW製エンジンとしては耐久性は最高で、いくら回してもトラブルはありません。BMWが新技術に挑戦した1回の気筒爆発当たり3回噴射すると言う細かいコントロールが可能なピエゾ式燃料噴射は最高です。また、高い高圧技術にチャレンジした燃料ポンプは故障が相次ぎましたが、特に問題はありませんでした。FシリーズのN55エンジンから普通の噴射方式に戻ってしまったのは大変残念です。ベース車のBMW335iに比べ以下の点がアルピナによって変更・チューニングされました。1、タービンがハイフロータイプに変更。2、タービンのインレット・アウトレットパイプの変更。(インレットパイプは大口径化)3、エアーチャンバーの大口径化。4、インタークーラーの大容量化。5、ダウンパイプの変更。(触媒位置の変更)6、マレー製鍛造ピストンの採用。7、アルピナ独自のECUマップ。(最大ブースト圧を335iの「0.9bar」から「1.2bar」に変更)8、アルピナ特製の4本出しマフラー(難点を言えば排気音がターボ車独特の「ボーボー」音で、これはどうにもなりません。)等々です。最大トルクは335iの400Nm(1300-5000rpm)から540Nm(4500rpm) 、最大パワーが335iの306ps(5800rpm)から410ps(6000rpm)にチューニングされております)

2、トランスミッション
ベース車はBMW335iの6速AT、通常のトルコン式になり、出来は非常に良いです。ATはかなりチューニングされており、滑りは無く、直ぐにロックされ直結になります。全力加速時でもシフトアップ時には瞬時ロックなのでシフトショックはかなりあります。通常走行ではBMW335i同様にほとんどATを意識せずに走行出来ます。1速はもう少しハイギヤー度の方が良いかと思います。(ATモードでは原則2速スタート)リアデフは基本BMW335iと同様ですが、BMW335iと異なりリングギアは溶接されておらず通常のボルト止めですのでLSD化される方には便利かと思います。(オプションのドレクセラーLSDは軽く100万円以上します)街乗りスポーツ走行でしたらLSDはヘリカルギア式のクワイフ(QUAIFE)がベストマッチと思います。LSDの効き始めが穏やかで、最大70%程度のロックレシオが得られます。価格的にそこそこリーナズブルで代理店もありますので安心です。装着はスモールボディ用強化版がお勧めです。

乗り心地

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1、ステアリング
ステアリングは通常のサーボ方式なので可変操舵角機能はありません。片手でクルクル回るステアリングに慣れている方にはかなり重く感じられると思いますが、大変自然なフィーリングです。

2、サスペンション
タイヤサイズが大きいにも係らずバタバタ感は無く、他車から乗り換えると良さに驚きます。サスペンションはノーマルBMWとMスポーツバージョンの間位の硬さで乗り心地は驚くほど良いです。峠などを攻める方には少々接地感が物足り無いかも知れませんので、そんな方はビルシュタインなどに交換されては如何でしょうか?但し、アルピナによってチューニングが施されていますので、足回りを変えたからと言って速く走れるとは限りません。何れにしても多くの走行シーンで高い満足が得られるバランスの取れた足回りです。

3、ホイル
19インチと、車体に比べて大口径ホイルを履いてますので、一見車体が低く見えますが、通常のMスポと同じ車高です。クラシックデザインホイルが標準です。このホイルにはダスト防止のペイントが施されておりますので、ノンダストブレーキパットの必要が無いほど綺麗なまま汚れません。但し、デザイン上エア注入口がホイルセンターにありますので、エアチェックその都度鍵開が必要になるのは不便です。

4、ブレーキ
通常の街乗りでは効き過ぎな位良く効き、人間の感性にあったリニアな効き味です。ダストも少なく、ホイルのダスト防止ペイントと相まってホイルの汚れが少ないのは嬉しいです。

積載性

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積載性
可もなく、不可もない感じで、他メーカーの同サイズには更に積載量の大きいクルマもあります。ロードバイク2台(前輪を外して後部車内に収納)を積んで大人3名が移動出来ます。積載量重視であればBMW5シリーズやアルピナB5の選択が懸命です。

燃費

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燃費
一般走行の総合燃費はリッター当たり5ー6Km台、マニュアルモードで激走するとリッター3Km台です。走りを考えると納得出来る値です。ターボ車の利点は走りの割に燃費が良い事です。以前、BMW M6(V10)に乗っておりましたが、マニュアルモード激走ですとリッター当たり2Kmに届きませんでした。(M6での最悪燃費はリッター当たり1.75Kmでした)

価格

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故障経験


故障経験
現在、走行距離は27,000Kmを超えましたが、故障はありません。

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