日本でもMモデルの販売してほしい
海外ではMモデルが在るが、1600cc、2000cc、3000ccの中でもトップグレードとなる3000cc直列6気筒
2012.1.18
- 総評
- 日本でもMモデルの販売してほしい
海外ではMモデルが在るが、1600cc、2000cc、3000ccの中でもトップグレードとなる3000cc直列6気筒エンジン搭載モデルの130iMスポーツ。 今回の外観の改良は、フロントバンパー、フロントグリル、ヘッドライト周り、フォグランプなどのデザインを変更したのをはじめ、リヤバンパー、ブレーキランプ周りのデザインを変更した。また、サイド部分はドア下のロッカーパネルのデザインを変更して、全体的にスポーティーなイメージを高めた。
比較的コンパクトなモデルという印象があるが、実際の全長は4240mmで小型セダン並みの大きさ。とはいえ、その中に大人5人が乗れるキャビンと荷室、その前方に直列6気筒エンジンを縦置きしているので、長きにわたる直列6気筒エンジンの歴史によるパッケージングの工夫が生かされていると言えるだろう。 また、全幅は1750mmの3ナンバーボディー、全高はMスポーツは15mm下げられており、1415mmとなっている。
- 満足している点
- インテリアエクステリア
内装面では、120iにハイラインパッケージを設定したのが大きな変更点。レザーシート、フロントシートヒーター装備、キーやカード操作不要のドアロックやエンジンの始動・停止が行える便利なコンフォート・アクセスがセットになっている。 パッケージオプションに加え、ハイファイスピーカーシステム、スキーバッグ、クルーズコントロール、スポーツシート、電動ガラスサンルーフなどもオプションで選べるようになっている。
、iDriveナビゲーションシステムに、ラジオ局選択、CDチェンンジャーコントロール画面、ナビゲーションの目的地設定画面などの機能を8つまで個別に設定できる「プログラマブルボタン」を用意して利便性を高めた。 実際乗り込んでみると、いかにもBMWといった感じのデザインでスポーツドライブを楽しみたい気持ちにさせられる。このあたりがBMWの魅力だろう。
走らせて
BMWの人気エントリーモデル1シリーズの頂点に立つモデル130iのMスポーツ。6速MTだ。このクラスのモデルでFR、しかもMTというのはこのBMW130iくらいだろう。 そんなモデルに乗れると考えただけでもワクワクしてくるが、実車を目の前にするとさらにその期待感が高まってくる。 頑ななまでに直列6気筒エンジンにこだわり、小さめのクルマでも後輪駆動を守るというこだわりが、スポーティーな走りを求めるドライバーの心をとらえるだろう。 エンジンのスタータースイッチを押すと、シルキー6と呼ばれる伝統の直列6気筒エンジンが軽く始動した。MTのギヤを1速に入れて発進。 数メートル走っただけで、トルクフルな走りに魅了される。 2速、3速と変速し、コーナーに入るところで2速に落として加速させながら曲がる。これだけで、このクルマに秘められたバランスの良さ、ポテンシャルの高さが伝わってくる。 それは前後の重量配分をおよそ50対50にするというクルマ自体のバランスの良さが、走りの気持ちよさを生んでいるからだ。
最高出力265馬力の3000ccエンジンの実力を味わいたくなり、カーブが連続する山道に向かったが、さすがにこのパワーは持て余し気味だ。とはいえ、このしっかりした走り、気持ちの良い加速、コーナリングのスムーズさはBMWならでは。 この130iMスポーツのパワフルさも確かに魅力だが、価格を考えると1600ccエンジンを搭載して価格も抑え目な116iで、思う存分飛ばしてみたいとも思った。
- 不満な点
- 130iMスポーツのMTモデルは消費税込み491万円と、決して安くはないが魅力的なクルマであることは違いない。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験