なぜ「マッスルカー」というカテゴリーはアメ車とオーストラリア車(結果的に豪州車はGM、Ford傘下になるのである意味アメ車の亜種になると思います)以外には適用されないの

Question

でしょうか。

日本車や欧州車にも似たような規格(量産車ベースのハイパワーＧＴ)の車はゴマンとあるのにそういうのはスポーティーカーなりグランドツアラーと呼ばれます。あるいは普通にスポーツカーか。

事実、ほとんどのカーファンはマッスルカーはスポーツカーとは違うと言いますし僕もその考えは分かります。まあ結局スポ車には違いないんだけど…(笑)

BMWのM3やスカイラインGT-R、ランエボやＧＴＯ、アルファ156GTAなどは見た目も中身も普通車とスポーツカーの中間に位置するのにマッスルカーとは呼ばないのかちょっと疑問に思います。

実際はアメリカンスポーツは一部のスーパーカーを覗きみんなマッスル(つまり90年代のポニーカーも広義のマッスルカーという事)ですが60～70年代のそれを厳密には呼ぶ事になっているので歴史的な理由があるのか、

それとも日本車ではマッスルと呼ぶには小さくひ弱に見え、しかも60年代当時の思い上がった差別的な白人が少なくともダットサン240Ｚの登場までは東洋の車にそんなカッコいい呼び名を考えるとは思えないし、

欧州車には貴族に由来するスポーツカー文化が既にありわざわざマッスルカーと名付ける意味もなかった、又はマッスルカーとおバカな名前で呼ぶには上品すぎたのかなと勝手に想像しています。

実際、なぜアジアやヨーロッパの車にはマッスルの名は付かないのでしょう。別に付かないから不満とかではありませんが、スペックや立ち位置的にマスタングやチャージャーのような車が他国にもこれだけあるので不思議に思います(^。^;)

補足

回答ありがとうございます。 確かにそうなんですよね。しかし道路事情もありアメリカと比較すれば全然小さいですが三菱ＧＴＯ(ベースはディアマンテ)やスカＧ(もちろんベースはただのスカイライン)シリーズは和製マッスルと呼んでもおかしくない気もします。 中型以上の普通車のボディをベースにスポーツカー仕立てにして高出力エンジンを載せた車という点では一緒ですし…。

Answer 1

>60～70年代のそれを厳密には呼ぶ事になっているので歴史的な理由があるのか

米国の戦後の繁栄がもたらした車
という意味で歴史的な理由があります。

朝鮮戦争が終了し、米国経済は絶頂期に向かいます。
米ドルが世界の基軸通貨となり
米国の所得水準は大きく上昇したのが１９６０年代なのです。

１９５０年代の後半からインフラ整備が進み
ハイウェイなどがバンバン建設されました。

しかし
当時の車は車体が大きいのに、パワーが小さく
２トン近い車体で９０－１１０馬力程度しかありませんでした。
（画像は当時のChevrolet-Styleline-deluxe）

お金があれば、もっとパワーのある車に乗りたい
と考えるのが人間の性（さが）なので
米国のビッグ３は消費者の期待にこたえるべく
パワー戦争に突入したのが１９６０年代なのです。

メーカーはメンツかけてエンジンを大型化して
４００馬力とか５００馬力とか
恐竜のような車が生み出されました。

当時の米国はガソリンが安くて、
ジャブジャブ消費しても問題なかったのと、
石油産業も儲かったので消費者をあおりまくりました。

ところが、石油ショックでガソリン価格が
ドカーンと１０倍になり、全く売れなくなりました。
そして日本車が・・・

１９８０年代に昔を懐かしんで、
あぁ、あの頃はよかったな・・・という
ハイパワーの自動車がマッスルカーなのです。

質問者からのお礼コメント

やっぱり単純な規格やスペックだけでなく歴史的な背景でカテゴリーって決まるんですね。ありがとうございました

Answer 2

マッスルカーと言われる車はファミリーカーをベースにしてただデカいボディにデカいエンジン積んだだけの安風情の車だという特徴があります。そういった車はヨーロッパや日本には無いですね。まずボディがデカくて中身が安物のファミリーカーってのがアメリカとオーストラリアだけの特徴ですし。ヨーロッパや日本ではボディ、エンジンがデカいのは高級車だけです。