一目で分かる、ベンツ、BMWを見習いレクサスがグリルを全車種統一というニュースを観ました。 レクサスはベンツBMWと肩を並べられるでしょうか？

Answer 1

グリルの変更と，ドイツ車と肩を並べられるのかとは，質問の次元が違うと思われますが。

ドイツ御三家（ベンツ，BMW，Audi）が全車種統一のフェイス（グリルだけにあらず）を持つのは，そいうアイデンティティを持っているからです。一方レクサスは，90年代米国でブランド発足時から，全車種の統一したアイデンティティではなく，車種やシリーズ内のモデルごとに違うフェイスを採用していました。個々のモデルのそれぞれに違うコンセプトを採用していたからです。これ自身は，ブランドの違いであって，優劣ではありません。

最近レクサスがグリルを全車種統一を始めたのは，確かにアウディなどのドイツ車を見習っていると思いますが，これ自体は何とも思いません。車業界では，他社を真似るのは日常茶飯事です。レクサスだけ批判されるのはおかしい話です。近年アウディのLEDのライトを真似ているメーカーは多くありますし，現行の7シリーズもレクサスのLSのリアビューを真似ているのです。中国メーカーや韓国メーカーのもっと露骨なコピー（もはや真似ではない）商品だって多く売られています。良いと思ったから真似るので，むしろ真似られることは誇らしいことでは？

レクサスがドイツ御三家と肩を並べられるのか，についてですが，自動車の世界最大市場である米国，第2市場である中国，成熟市場であるオーストラリアでは，少なくとも2000年代初頭から，レクサスはドイツ御三家と並ぶブランドであると認識されています。
2002年あたりだったと思うのですが，まだレクサスを知らなかった私が中国人留学生にレクサスって何？と聞いたところ，レクサスがどれだけのブランドであるか，力説された記憶があります（笑）。2004年ごろ米国の大学でも似たような経験を持ちました。どちらかというと，日本に帰ってきてレクサスが日本デビュー（2005年）して，メディアや評論家からまだまだドイツ車に及ばないというラッテルを張られたことに驚きました。

世界第3市場である日本ではレクサスの投入が遅かった（2005年）ことや，ブランドや歴史を重視する保守的な層が多いことから，なかなかレクサスの浸透が広まりにくかったように思います。そういう保守的な層にドイツ車信者（私もですが笑）が多く，ドイツ車の得意な分野（すなわちボディの剛性，高速域；時速200kmオーバーでの安定性など）でレクサスと比べることが多く（評論家もこの動きを担っていたように思います），レクサスの得意分野（高信頼性；壊れない，細かい作り；特に内装）には目がいかなかった，もしくは見ようとしなかった人が多かったので，一般的にまだレクサスがドイツ御三家に劣っているという評価が日本で一般的な原因だと思います。

繰り返すようですが，私はドイツ車が大好きで自身もBMWオーナーです。ドイツ車に魅力を感じて所有しています。しかし，レクサスもその魅力が米国や中国市場で認められていることを忘れてはいけません。米国では，レクサスとBMW，ベンツは同価格帯で売られています。
時速200kmオーバーで走るのは一部の欧州の高速道路しかないと思いますし，日本，中国，米国では時速100kmそこらで十分ユーザの要求に応えられるのでしょう。

twtgn118さんも書いているように，それぞれの良さがあるので，後はあなたがそれぞれの車に実際に乗ってみて，ご自分の意見を持てば良いだけのことのように思います。

Answer 2

残念ながら、無理ですね。フロントの写真を見ても、何コレ珍百景って感じですね。センスを疑うばかりです。嗚呼・・・