2014年4月
■2014年4月
ニコル・オートモビルズは、BMW4シリーズをベースに、BMWの最良の遺伝子を採用することでパフォーマンスや心地よさ、燃費、洗練のなど面で最高水準に達したアルピナモデルとして、B4ビターボクーペを2013年11月20日に東京モーターショーの会場で発表した。
B4ビターボクーペはアルピナのクーペモデルの伝統を受け継ぐモデルで、流れるような流麗なシルエットの繊細な美しさと同時に、強力なダイナミズムを持つ。ボディサイズは、B3ビターボのリムジンに比べて全長がより長く、全幅がより広くなっている。全高はクーペらしく低く抑えられている。
存在感あふれる力強いシャープなフロント・デザインラインから、肉感的なサイドラインを通じ、幅広くて優雅なリヤまで広がっている。
「ALPINA」の文字が組み込まれるフロント・スポイラーは、ビターボエンジンや高性能ブレーキ・システムの熱処理に重要な役割を果たすエアダクトによって強く印象づけられる。フロントスポイラーはリヤスポイラーと連動し、クーペの空力性能を最適化している。
搭載エンジンは直列6気筒3.0リッターのツインターボ仕様で、301kW(410ps)/600N・mのパワー&トルクを発生し、スイッチトロニック付きの電子制御8速ATが組み合わされる。欧州複合モードによる燃費は13.1km/Lを達成する。
B4ビターボクーペのシャシーとサスペンションは、長距離運転と市街走行の際に、優れた乗り心地やコンフォートに焦点を合わせると同時に、必要に応じて、スポーティーな走りとダイナミックなハンドリングも提供する。
アルピナのアダプティブ・スポーツ・サスペンションや電子制御式ダンパー、最適化されたスプリング、スタビライザーにより、ユーザーは自分の好みに合わせた走りが可能になる。
ダイナミック・ドライビング・コントロール・システムは、パワーステアリング(サーボトロニック)や、アルピナが独自の調整をした横滑り防止装置(スタビリティ・コントロール・システム)など、その他のドライビング・ダイナミック設定にも関係する。
また優れたブレーキ性能を提供するため、18インチの高性能ブレーキシステムが備えられる。前輪4ピストン、後輪2ピストンのキャリパーは青く塗装され、ALPINA のロゴが付きとなる。
B4ビターボクーペの装備は充実していて、レザーインテリアやヒーター機能付きの電動調節式スポーツシート、オートマチック・クライメイト・コントロール、レイン・センサー、クルーズ・コントロール、キセノン・ヘッドライトなどが標準で用意される。
インテリアの仕様も、最高品質の天然素材や高級感が特徴で、専用のドアシルプレートや、フロアマット、青色のインストルメント・パネル、シートのバックレスト上部を飾るメタル製のエンブレム、手縫いのLAVALINAレザー巻きステアリング・ホイールなどが独特の雰囲気を作っている。