SLS AMG 国内試乗記 AMGの悲願が叶うとき
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:篠原 晃一
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しかもSLRマクラーレンというクルマの成り立ちを考えると実に興味深いことが分かる。ご存知のようにSLRマクラーレンはFRレイアウトを採用するわけだが、この形式を採用することには当然、長らくFRを極めてきたメルセデス・ベンツの意向が強く働いたはずだ。では一方で、マクラーレンが本当に作りたいスポーツカーの駆動レイアウトは何だったのだろうか? 鬼才ゴードン・マーレーが手がけたマクラーレンF1はホンダNSXのディメンジョン等に多大な影響を受けた氏が手がけた究極のセンターシート形式のミッドシップだった。そして間もなく市販版が登場するMP4-12Cも当然のようにミッドシップを採用している…そこから推測できるのは、SLRマクラーレンとは当時考え得る究極の協業によって生まれたスーパースポーツだったが、実は2社の間には理想の違いがあったのではないか?
そうした思いをさらに後押しするのは、今目の前にあるSLS AMGがやはりFRを採用する点だ。メルセデス・ベンツの意向は当然今回もFRだろう。そしてAMGも自社で開発を行うことを考えたときに、長らくメルセデス・ベンツをベースとしたハイパフォーマンスモデルを送り出してきた経験とノウハウからしてやはりFRを選んだのだろう。
逆にメルセデス・ベンツとAMGによるスーパースポーツがミッドシップを選ばない理由は何なのか? と考えるのも面白い。そこは実に多くの理由がありそうだが、その中のひとつに“AMGの意地”みたいなものも少なからず含まれている気がする。もちろん素直なチョイスとしてのFRレイアウトではあるだろう。だがそこに “あいつらが作ったFRとは違う”という想いが込められていないわけがないと僕は想像する。
そして実際に触れると、“やはりそうに違いない”と確信するのはこのクルマが想像以上に本気の、熱いスーパースポーツだからだ。
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