「女子力」が売れるクルマを作るのか!?
掲載 更新 carview! 文:すぎもと たかよし/写真:中野英幸、望月浩彦、小林俊樹、篠原晃一
掲載 更新 carview! 文:すぎもと たかよし/写真:中野英幸、望月浩彦、小林俊樹、篠原晃一
今回は女性視点によるマーケティングとクルマ作りを検証してきたわけだが、最大のテーマはそれによって日本車が根本的に変わることができるのかだと筆者は考える。震災以降の価値観の変化によって生まれた女力消費、女子力が本物であれば、まったく新しい発想による次代の日本車を期待することができるのではないか?
「いままさにそれが始まろうとしているところです。女性の、あるいは女性視点の必要性を作り手も売り手も感じ始めている。たとえばトヨタは『ハピカラ』というカーグッズ通販サイトを運営しており、女性担当者がFrancfranc等の他業種とコラボした女性向けのカーグッズを企画しています。メーカーがそういう視点を持ち、考え始めていることが重要です。新たなフィールドが与えられた女性はこれから力を発揮すると思いますが、いまはその途上ということです」
この「途上」という点では、先のホンダも同じであるという。
「女子力による日本車の“底上げ”はあり得ると思います。とくに女性はこだわりを持ったモノには関心が高いですから。ただ、それなりに時間はかかると思われます。それは単にメーカーのデザイン力の向上といった面もありますが、ユーザー側の問題もあると。つまり、そうした本物指向を理解するため、メーカーとユーザー両者の成長が不可欠ということですね」(ホンダ・アクセス 石川氏)
おしゃれなボディカラーにシートカバー、レジ袋フックにバックカメラ。もし、女性視点によるクルマ作りがこれだというなら筆者にはいささか物足りない。旧来の常識の上を軽く飛翔するパワーは、その程度とは思えないからだ。「居心地のいい空間」「自分の部屋」が女性視点だとして、ではその生活を支える感覚にはどんな可能性が秘められているのか? 筆者はその女子力、リケジョの底力を見たいと思うのである。
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