ホンダ「ヴェゼル」の新車も半年待ち!? 中古車がお得なのか調べてみた!
掲載 carview! 文:編集部/写真:望月 浩彦 118
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現行型のホンダ「ヴェゼル」は2021年4月に発売。デザインだけでなくメカニズムも完全刷新され、発売から1ヶ月で3万2000台受注するなど好調なスタートを切りました。
しかし2022年5月中旬現在、HPの工場出荷時期目処を見ると「一部タイプ・カラーでは半年以内に出荷可能」とはありますが、「ガソリン車:5ヶ月程度」「e:HEV(ハイブリッド):半年以上」とのこと。「PLaY」においては部品供給の遅れにより注文受付を一時停止中。人気モデルなだけに厳しい状況です。
では、在庫がある中古車はどうでしょうか。調べてみたところ、ヴェゼルの中古車は「ガソリンモデルは新車同様の未登録車多数でお買い得感あるかも」ということがわかりました。以下、その理由を解説していきます。
まずヴェゼルのグレードをチェックします。直列4気筒1.5Lガソリン+モーターのハイブリッドモデルに「e:HEV Z」「e:HEV X」「e:HEV PLaY」の3グレードを設定。「e:HEV Z」「e:HEV X」にはFFと4WDがありますが「e:HEV PLaY」はFFのみ。直列4気筒1.5Lガソリンは「G」のモノグレードとなり、FFと4WDを設定しています。
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carview!中古車検索サイトでヴェゼルの中古車相場を見てみます(2022年5月中旬現在)。納期が遅れている人気モデルは相場が上昇傾向にあることが多いのですが、ヴェゼルは下降傾向。中古車の在庫は全部で535台で、その内e:HEVが243台、ガソリンが292台と、モノグレードのガソリンが約半数を占めていました。
グレードごとの在庫状況は以下の通りです。
(2022年5月中旬現在、カッコは在庫台数)
・e:HEV PLaY(45)
・e:HEV Z(102)
・e:HEV Z 4WD(7)
・e:HEV X(84)
・e:HEV X 4WD(4)
・G(285)
・G 4WD(7)
※販売店の登録によるズレがあるため掲載総数とは合わない。
在庫車の傾向は以下の通りです。
・ガソリンの「G」に集中
・4WDは希少
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まず新車の価格を調べてみます。ホンダのWEB見積もりにて在庫の多い「G」の見積もりを出してみました。フロアマット、メーカーOPナビ(ETC付き)、最低限のオプションを選択して算出したところ、諸費用込で約278万円でした。値引き情報を調べてみると大体10万円ほどと渋い状況。値引きを入れて支払総額「268万円」とします。
ヴェゼルの中古車価格を同じ「G」で調べてみます。修復歴あり車は安くなってしまうので、価格に差が出ないよう修復歴無しに絞ります。支払総額を安い順で検索すると、ナンバーが付いていない新車同様の未登録車ばかり。価格は230万円~と新車の本体価格より安いのですが、オプション装備が何も付いていません。ナビ、ETC、フロアマットなどをWEB見積もりで算出したオプション追加金額約25万円プラスすると支払総額「255万円」。新車同様のクルマが新車想定価格より安いということになるので、お買い得感があります。
では走りがいいe:HEVの状況はどうでしょうか。在庫の多い「e:HEV Z」で調べてみると、新車の価格は先程と同じ条件で、値引きを10万円と仮定すると、支払総額は「約320万円」でした。中古車を調べてみると、同じく未登録車ばかりでしたが支払総額「340万円~」とこちらは割高。一部安い車両もありますが、ナビが付いてなかったりするので確認が必要です。
ということで、ガソリンモデルは新車同様の未登録車が新車より安く手に入れられる可能性があります。ただし、気に入ったボディカラーの在庫があるかどうかは運次第となります。ハイブリッドは新車より高いためお得感ゼロ。新車を待つのが無難かもしれません。
<終わり>
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