スズキの上級SUV「グランドビターラ」はエスクードのお兄さん? 日本発売は?
掲載 carview! 文:編集部/写真:スズキ 42
掲載 carview! 文:編集部/写真:スズキ 42
スズキと言えば、日本では軽自動車のイメージが強く、「スペーシア」や「ワゴンR」、「ジムニー」などいくつものヒット作を送り出している。
一方、「スイフト」や「エスクード」など小型車や、サイズの大きなモデルも古くからラインアップ。海外では日本で展開されていない仕向け地向けモデルのラインアップも充実している。
>>スイフトのカタログ情報をチェックする
>>スイフトの専門家とユーザーのレビューをチェックする
>>エスクードのカタログ情報をチェックする
>>エスクードの専門家とユーザーのレビューをチェックする
なかでも注目したいのが、スズキの牙城インドで昨夏発売された「グランドビターラ」。今回は、このグランドビターラに焦点を当てて、スペックや日本導入の可能性などを探ってみたい。
<写真:グランドビターラ>
まず、ボディサイズをチェックすると、全長4345mm×全幅1795mm×全高1645mmと、エスクード(同4175mm×1775mm×1610mm)より全方位に一回り大きく、国産車ではトヨタ「C-HR」などと競合するサイズだ。なお、かつては3代目エスクードがグランドビターラとして海外展開されていた時期もあるが、現行モデルではエスクードとは異なるモデルとしてSUVのラインアップを充実させている格好だ。
スズキとしてはかなりの大きめのモデルだけに、現地ではフラッグシップとして扱われ、フロントマスクはメッキパーツの多用で高級感を出すとともに、インテリアもコネクテッドサービスの装備など車格にふさわしい装備が奢られる。
<写真:グランドビターラ>
パワートレーンには1.5Lガソリンエンジンのマイルドハイブリッド仕様およびフルハイブリッド仕様を用意。特に後者はインド初導入で、ここにもスズキの気合いが表れている。トランスミッションはマイルドハイブリッドが5速MTもしくは6速AT、フルハイブリッドは電気式無段変速機(e-CVT)となる。
気になるお値段は、インド国内で104万5000ルピー(約174万円)からと、ボディサイズを考えればかなりのお買い得設定。これはマイルドハイブリッドの5速MTモデルという最廉価仕様の価格だが、フルハイブリッドでも179万9000ルピー(約299万円)からとなっており、国内市場でも競争力を発揮しそうだ。
<写真:グランドビターラ>
グランドビターラは既に南米、アフリカ、中東、ASEANなど60か国以上にインドから輸出される予定で、海外では人気が見込まれている。さらに、このグランドビターラは、トヨタとの協業で生み出されたモデルのため、トヨタからも「アーバンクルーザー・ハイランダー」として現地で販売される。
では、国内導入されるかというと、現状では悲観的にならざるをえない。スズキはかつて「スプラッシュ」や「バレーノ」など海外生産のクロスオーバーを日本に導入していたが、残念ながら販売は振るわず、国内展開には慎重になっているからだ。
>>スプラッシュってどんなクルマ? 当時のカタログ情報をチェック
>>スプラッシュのユーザーのレビューをチェック
>>バレーノってどんなクルマ? 当時のカタログ情報をチェック
>>バレーノのユーザーのレビューをチェックする
ということで、現段階でグランドビターラの国内導入はやや期待薄と思われる。ただし、資源の高騰等により足下で進む車両価格の上昇が今後も続けば、日本国内でより安価なモデルを求める声が高まることは大いに想定される。その場合、グランドビターラの国内販売がニーズに応える解答となることもあり得るから、動向には注目しておきたい。
>>スイフトの中古車相場をチェックする
>>エスクードの中古車相場をチェックする
>>スプラッシュの中古車相場をチェックする
>>バレーノの中古車相場をチェックする
<おわり>
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ヤマハ、クラッチローのワイルドカード参戦計画を発表。イタリアGPを皮切りに計3戦に出走/MotoGP
新型CX-80が待ち遠しい! マツダが今年も良いSUVを揃えて来た 今季注目のSUVも交えて一挙公開
周冠宇、中国マクドナルドのビーフバーガー・アンバサダーに就任
【輸入車BEV販売比率1位のアウディ】 急速充電ステーションを東京都千代田区にオープン
フリード&シエンタの対抗馬はこれでいい! 日産にはキューブキュービックという3列ミニバンがあったじゃないか!
【MotoGP】クアルタラロ、タイヤ内圧違反でスペインGPスプリント3位失う。代わってペドロサが2017年以来の表彰台
ニュルの頭文字を掲げる電気自動車【ヒョンデ Nブランド】
自由に闊歩するロバたちはゴールドラッシュの名残り!? オートマンは街まるごとテーマパークのような観光スポットです【ルート66旅_49】
ジャガー、してやったり! 完璧チームプレイで他チーム翻弄ワンツーフィニッシュ|フォーミュラE第8戦モナコ
ボルボの雪上テスト現場へ潜入! EX30でエルク避けを体験 ソフト開発での重要性も増す
MotoGPスペインGPスプリント|マルク・マルケス、転倒で勝利幻に……荒れた展開生き残りマルティンが制す
なんちゃってセレブが「オートモビルカウンシル 2024」に潜入。インパクト大賞は「ランボルギーニ」顔のソファです
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった