暗闇の中のキセキか? ひとり勝ち、TTの秘密
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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というわけでTTSの使命は、TTが“いかに本格的スポーツカーであるか”を証明することにある。いや、正確に言えば“実用的でありつつ本格的である”ことだろうか。ま、どちらでもいいのだが。
そこで違うのが外観だ。まず目立つのは専用の縦ラインを強調したシングルフレームグリルで、ちょびっと昔のアウトウニオン製レーシングカーっぽい。さらにドアミラーはアルミ製で、ガバッと開口部の空いたフロントバンパーやリアの専用ディフューザー、TTSロゴ入りブレーキキャリパーやTTシリーズでは初めての“アイライン”ことLEDのポジションランプなどが付く。
インテリアにもインパネやシフトノブ、ステアリングホイールにTTSのロゴが入っており、ほどよくワイルドである。そして肝心なのがエンジンで、形式的には単なる2リッター直4DOHCターボなのだが、チューニングが大幅に違っていて出力272ps! これは3.2リッターV6搭載車を凌ぐ、自主規制前の国産スポーツカー並みのハイパワーで、いわば昔のホンダNSXやR32の日産GT-Rと同等。その上、10・15モードはリッター10.8kmと出力を考えると逆に良好であり、ライバルたちのエントリーグレードに匹敵するという。まさに直噴+ターボ技術で省燃費効果を謳うフォルクスワーゲン-アウディ軍団らしいパフォーマンスなのだ。
加えて、ギアボックスは当然アウディ自慢の2ペダル式の6速Sトロニック。ギアチェンジの速さと燃費の良さが自慢で、なんと0-100km/h加速はMT車よりも速い5.2秒。さらに足回りには専用チューンされたアウディ自慢のマグネティックライドが付いており、これは1000分の1秒単位でダンパーの減衰力を変えるという優れもの。まさにアウディの技術的アドバンテージがひと通り備わっているグレードなのだ。
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