トヨタ新ブランド「GR」。ヴィッツGRMNほか注目モデルの走りを一気に試した
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:望月 浩彦、トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:望月 浩彦、トヨタ自動車
一番の目玉が来春発売予定の「ヴィッツ GRMN」だ。WRC参戦マシンを彷彿とさせるこのモデルは、欧州仕様3ドアの「ヤリス」をベースに、そのエンジンルームにはなんと排気量1.8Lの2ZR-FEユニットにスーパーチャージャーを組み合わせて搭載する。
お気付きの方もいるかもしれない。これはロータス車の心臓と共通である。最高出力は210ps以上、最大トルクは250Nmで、車重は1140kg。パワー・ウェイト・レシオは5.4kg/psを達成している。そして剛性アップが図られたシャシーにはザックス・パフォーマンス製のサスペンション、コンチネンタル・アドヴィックス製のブレーキシステムなどが奢られる。
走らせて、まず驚かされたのがその重厚なフィーリングだった。しっかりとしたボディ、コストのかかったサスペンションなどの効果で、クルマが俄然しっとりと上質なタッチを示すのだ。そして、ひとたびアクセルを踏み込めば、走りは痛快そのもの。エンジンはとにかくトルクフル。スーパーチャージャー故に回すほど盛り上がるというよりは、全域で力が漲っている。MTのギア比もバッチリで、促されるままに矢継ぎ早にシフトアップしていくと、あっという間に速度計の針は盤面の半分を過ぎてしまう。
乗り味は硬いけれどガチガチではなく、路面をしっかり掴んでくれる。強力なメカニカルLSDの効果でアクセルオンでもグイグイとインに切れ込んでいくし、アクセルオフで姿勢を作るのもレスポンス鋭く、楽しい。連続周回でもまったく音を上げないブレーキも大したものだと感じた。
欲をいえば、このシャシーならタイヤのグリップレベルをもう一段高めたいと感じた。しかしながら開発陣もそんな意見が出るのは予想していたとのこと。快適性にも配慮した銘柄を標準としているが、基本的にはユーザーが自由に選べばいいと考えているという。それならば納得である。
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