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ロータス、今年のグッドウッドは2台の「エヴォーラ GT4 コンセプト」を展示

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ロータス、今年のグッドウッドは2台の「エヴォーラ GT4 コンセプト」を展示

Lotus Evora GT4 Concept

ロータス エヴォーラ GT4 コンセプト

メルセデス・ベンツ SLCの最終特別仕様「Final Edition」登場。AMGにも設定

2020年のGTレースにデビュー予定のニューマシン

ロータスは、7月4日~7月7日に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードへの参加車両を発表した。

2019年のイベントテーマ「スピード・キング モータースポーツにおけるレコードブレーカー(Speed Kings – Motorsport’s Record Breakers)」に合わせ、記録達成やレース界のパイオニアとなってきたロータス製マシンを展示し走行を行う。昨年のグッドウッドにおいてロータスは70周年を盛大に祝っているが、今年はさらに参加規模を拡大したという。

今回、目玉として2020年シーズンから世界中のGTレースに参戦を予定している「エヴォーラGT4 コンセプト」が2台投入される。どちらもロータス25へのオマージュカラーリングが施され、1台はロータス・スタンドに展示。もう1台はロータスの車両開発部門のトップ、ギャバン・カーショウによってヒルクライムコースを走行する。彼はかつてエヴォーラを駆ってイギリスGT王者に輝いた経験を持つドライバーだ。

ジム・クラークの「ロータス25/R6」も展示

会場に設けられるロータス・スタンドでは、現行モデルのエリーゼ、エキシージ、エヴォーラだけでなく、F1マシンのロータス25/R6(写真)も公開される。

この伝説のマシンは、1965年にグッドウッド・サーキットにおいてジム・クラークの手により1分20秒4というタイムを記録した。そのラップタイムはサーキットのレイアウト変更により、永遠に破られることのない偉大な記録となった。今回は現在の所有者であるティンゲリーミュージアムが、特別にロータスへと貸し出している。

ちなみにジム・クラークがロータス25/R6で達成した偉大な記録としてグランドスラムがある。グランドスラムとは、同一レースでポールポジション、ファステストラップ、全周回でのリード、そして勝利を獲得すること。ジム・クラークはキャリアにおいて8回達成しているが、1964年のイギリスGPと1965年のフランスGPはロータス25/R6で成し遂げている。

ジム・クラーク仕様のエヴォーラが当たるクジを実施

今回のグッドウッドにおいて、ロータスはスコットランドで慈善活動を行うジム・クラーク・トラストと共同でチャリティクジも企画している。

1960年代にロータス エランをドライブしたジム・クラークのオマージュとして、レッドとシルバーにカラーリングされた「ロータス エヴォーラGT410 “ジム・クラーク スペシャルエディション”」が賞品として登場。この特別なエヴォーラはロータス10万台目の生産車としても認定されている。

さらに、2019年シーズンのF1グランプリ参戦ドライバー20名のサインが入ったスペアテールゲートも付属。クジの価格は20ポンド/20ユーロで、収益金は2019年夏にスコットランド・ダンスでのオープンを予定しているジム・クラーク・トラストのミュージアム運営資金に充てられる予定だ。

ロータスのフィル・ポッパムCEOは今回のグッドウッドについて以下のようにコメントした。

「グッドウッドとロータスは長く強力な結びつきを持っています。今年はレコードブレーカーをテーマにしていますが、誰もがジム・クラークによる無敵の快進撃を思い起こすことでしょう。そして我々の歴史的遺産は、未来へとつながっています。今回のイベント期間中も、『エヴォーラGT4 コンセプト』をはじめ、皆さんを驚かす特別な何かをお見せできるはずです」

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