毎日新車ディーラーを回って「生」の新型車情報を仕入れて届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。今回もトヨタ、ホンダ、日産、そしてダイハツのディーラーから、年内に登場する新型車の情報を山ほど仕入れてきてくれた。
今年中に新型車を買おうと考えている人は、ぜひともこの情報を参考にしてほしい。
NSXは至上の子守歌だ!! 赤ちゃんが泣いたときはホンダを探せ
文:遠藤徹
■新型RAV4は2L、2.5Lハイブリッド搭載
首都圏販売店筋によると、新型RAV4の2019年4月10日に発表、発売となる。ランアップは2Lの純ガソリン仕様と2.5Lハイブリッド車となる見込み。また、発売当初は2列シート5人乗り仕様のみになると思われます。
トランスミッションは、2L車がCVT、2.5Lハイブリッド車は電気式CVT、駆動方式は両パワーユニットとも2WDと4WD方式が設定されます。
グレードの構成は、2L車がG Zパッケージ、G、アドヴェンチャー、Xで、2.5Lハイブリッド車はG、X。
ボディカラーは、2L車が8色+2トーンカラーの4色、ハイブリッド車は6色で2トーンカラーはなし。
2月上旬以降ティザーからキャンペーンが展開され、3月中旬には価格を決めて事前予約の受付が開始されます。販売店は、東京地区は全系列店併売ですが、そのほかの地域は当面カローラ店とネッツ店の併売からスタートします。月販5000台規模を売り、同クラスのトップセラーを目指す構えです。
■ヴィッツ後継車の「ヤリス」は今年末か来年早々に発売
トヨタはヴィッツの後継モデルである「ヤリス」を今年末か来年早々にも投入する方向でスケジュール調整をしている模様です。
ヤリスは現行型ヴィッツよりも若干サイズアップして、上級シフトします。搭載するパワーユニットは、従来ベーシックグレードに搭載されていた1Lエンジンが廃止され、1.3Lと1.5Lのガソリンエンジン、それに1.5Lハイブリッドという3つのラインアップとなる可能性が高いです。ハイブリッドの駆動方式はFFのほか4WD車も新たに設定されます。
先進安全装備「トヨタセーフティセンス」は最新のパッケージを標準装備します。従来、ヴィッツはネッツ店の専売でしたが、ヤリスではトヨタ全系列店扱いとなる可能性があります。
■新型デイズは3月末発表、4月発売でスケジュール調整
日産は軽自動車「デイズ」のフルモデルチェンジ時期を3月末発表、4月初め発売の予定で進めています。1月下旬から月末にかけて傘下ディーラーの営業マンの代表を招集した商品説明会を実施しており、すでに見込み客への案内が始まっているようです。
次期型はプラットフォーム、パワートレーンなど基本コンポーネンツを全面刷新します。従来モデルと同じ三菱自動車との合弁会社のNMKVによる企画開発ですが、今回から日産サイドのスタッフを大幅に増やした開発態勢でプロジェクトを結成しています。組み立ては引き続き三菱自動車の工場が担当します。
従来モデルは昨年末でオーダーストップし、在庫一掃セールに入っていますが、在庫はまだ充分にあり、ナビとETC付きだと20万円以上の値引きが期待できます。
■ホンダは今夏から秋に次期型N-WGN&フィットを投入
ホンダは今夏から秋頃、次期型のN-WGN&フィットを相次いで発売します。N-WGNは8月末、フィットは9月中旬の発売となる見込みです。
これまでは消費税が引き上げられる10月直前に発売するのは、増税前後で価格が異なってくるため避けたほうが得策との判断がありましたが、最近の見通しでは取得税廃止による減税効果の絡みもあり、消費増税による影響は軽微とみて、予定通りの投入スケジュールで対応することにしたようです。
■フリードは9月にビッグマイナーチェンジ
ホンダは今秋の9月にフリードをビッグマイナーチェンジする予定です。
今回のマイナーチェンジでは、内外装をデザイン変更し、新しいグレード&ボディカラーを設定する予定です。さらに、パワーユニットはこれまで1.5LのNAガソリン&1.5Lハイブリッドを搭載していましたが、改良後ではハイブリッドを従来の1モーター方式から2モーター方式に変更した新システムを搭載する可能性があります。
2列シート5人乗り(フリード+)&3列シート6~7人乗りのラインナップは変更ありません。そのほか、使い勝手を大幅に向上し、先進安全装備「ホンダセンシング」も最新のデバイスを標準装備します。
■次期型タントの発売は今年秋から冬
ダイハツは次期型タントのデビュー時期を、今秋の9月発売を目途にスケジュール調整している模様です。現行モデルは7月いっぱいでオーダーストップし、同じ頃には在庫一掃セールをスタートさせる予定です。
次期モデルはプラットフォーム、パワートレーンなどの基本コンポーネンツを全面刷新します。パワーユニットは新開発で、EV走行可能なハイブリッドユニットもラインナップします。これまでの標準バージョン、スポーツバージョンのカスタムのほか、第3の仕様も新たに設定し、3シリーズ仕立てとする可能性もあります。先進安全装備の「スマートアシストIII」は内容をさらに進化させて標準装備グレードを設定します。
これによって現在ベストセラーのホンダN-BOXを抜き、軽自動車のトップブランドを奪還する方針です。
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