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BMW X5新型 Mは4.4ℓV8か 自動運転、レベル2の可能性も

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BMW X5新型 Mは4.4ℓV8か 自動運転、レベル2の可能性も

もくじ

ー X5 M、4.4ℓV8か GLE63登場でより熾烈に
ー ガソリン/PHEV/ディーゼル詳細予想
ー 自動運転レベル2か サス、7シリーズ譲り

BMW新大型SUV「X7」 プロトタイプに試乗 「大きなX5」以上の実力

X5 M、4.4ℓV8か GLE63登場でより熾烈に

新型のBMW X5とX5 Mは現在、様々な環境でテストが行われており、その中にはニュルブルクリンクやアラバマ州のタラデガサーキット、BMWの所有する南フランスのコースやスカンディナヴィアの公道などが含まれる。ここで、ポルシェ・カイエンの競合車たるX5を仕上げているのだ。

BMWのハラルド・クルーガー社長は年次株主総会で、X5は今年後半に発表されると発言したが、おそらく10月の発表となるだろう。

このショットからわかる情報は少ないが、BMWによれば、オフロード・パック搭載車はボタンひとつでクルマのキャラクターを変更し、異なる路面状況に対応できる。

ボンネットの下には現行MのSUVモデルに搭載される、重々しい雄叫びをあげる4.4ℓV8ツインターボが搭載されている。そしてどうやら、最新のスーパーサルーンM5と同じ600psを発生させるようだ。

パワーは現在のX5 Mよりも25ps、ポルシェ・カイエン・ターボSよりも30ps増強されていることになり、間違いなく最も高いパフォーマンスを発揮するSUVである。

このカテゴリの熾烈な争いは、来年初頭に次世代のメルセデス-AMG GLE63が登場すれば、さらにヒートアップすることだろう。GLE63は「ホットインサイドV」レイアウトの新しいV8を搭載し、611psを発生する。.

BMWのパフォーマンス志向はパワートレインの強化にとどまらない。

ガソリン/PHEV/ディーゼル詳細予想

BMWのパフォーマンス志向はパワートレインの強化にとどまらない。

X5 Mを含め、すべてのX5モデルは大幅に軽量化された構造を持つ。全モデルが7シリーズと同じCLAR(クラスター構造)プラットフォームを用いて作られており、これは鉄、アルミニウム、カーボンファイバー、マグネシウムを組み合わせ、かなりの軽量化を図っている。

このダイエットはかなりの影響を及ぼし、乗り心地から燃費まであらゆる効果が見て取れる。現行の最軽量モデル(現行モデルではxDrive35i)よりも軽く、はじめ2tを下回る。スリムになったことで直線でのパフォーマンスも向上し、X5 Mは0-100km加速で4秒を切ると予想される。

トップモデルであるMの下には、現行のxDrive50iにかわって他の8気筒エンジンを搭載するモデルも登場する。Mより穏やかな特性にチューニングされた4.4ℓエンジンを搭載し、出力は456psを超える程度と、カイエンGTSと同等だ。

BMWはプラグイン・ハイブリッドモデルも用意する。これはxDrive40eと同様に、2.0ℓガソリンエンジンとモーターが組み合わされ、モーターのみの航続距離は搭載している5シリーズでは40km以上となる見込みだ。

同じシステムを搭載する最新5シリーズはモーターだけで47km近く走行できるが、X5は重く空力性能も劣るので、航続距離はこれよりは短くなるだろう。

ディーゼルエンジンの廃止に向けた圧力が高まっているが、内燃機関を使った大型SUVセグメントでは根強い人気だ。そのため、BMWはディーゼルエンジンの採用を続けるだろう。

しかし9月から効力を持つWLTPの基準を考慮して、ターボの過給圧を上げるとともに、すべてのモデルに新しい微粒子フィルターが装着される。さらに排気ガスはわずかに綺麗になり、燃費も改善している。こうやってX5には2.0ℓ4気筒と3.0ℓ6気筒のディーゼルモデルが残ることになった。

自動運転レベル2か サス、7シリーズ譲り

X5は、最新のCLARを用いる新型5シリーズ、3シリーズとともに、最新世代のiDriveテクノロジーが採用されている。X5の機能に合わせて、7シリーズのジェスチャーコントロールも搭載されるが、センターコンソール上のダイヤル・コマンダーが廃止されるわけではない。インフォテインメント・システムを操作するメインの方法は、やはりコマンダーだ。

7シリーズにはレベル2の自動運転機能が備わっている。ドライバーはハンドルに手を添えておく必要があるものの、アクセルやブレーキ、ステアリングは自動でコントロールされる。ドライバーが降りても機能する自動駐車機能を含め、自動運転の機能はX5にも盛り込まれるだろう。

7シリーズ譲りな部分は他にも、2アクスル・エアサスペンションなどが挙げられる。ただしこれは、X5ではオプションになる見込みだ(7シリーズセダンでは標準装備)。現行X5はリアアクスルのみがエアサスペンションだが、2アクスルになることで、さらに幅広い車高の調整が可能になり、乗り心地も向上するだろう。

エントリーモデルではスチール・スプリングとなるが、アダプティブ・ダンパー技術を用いることで様々な路面状況に対応する。

次期X5はクーペでないBMWのSUVの中で、初めて最上級モデルではなくなり、その座はX7が引き継ぐことになる。X7は今年12月に登場予定で、2017年のフランクフルト・モーターショーではX7 iPerformanceコンセプトも発表されている。BMWからはその後、X7がX5に比べてどれくらい大きいのかを示す公式画像も公開された。

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