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ニューモデル 2018.3.11

コンパクトSUV、何を買うべき?(1) 予選ラウンド 前編

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もくじ

予選・前編
ー 時代の寵児・コンパクトSUV
ー 人気急上昇ジャンルの今を探る
ー 予選ラウンドは冬の雨の中で始まった
ー 同ジャンルでも小さからぬ差

    新型BMW X2ディーゼルに試乗 価格/サイズ/内装、Q3やGLAへの一手は

予選・後編
ー インゴルシュタットに不都合な事実
ー 一長一短のインテリア
ー 4台が予選敗退

時代の寵児・コンパクトSUV

英国の路上で増殖するコンパクトSUVは、まさにこのセグメントの成長ぶりを物語るものだ。20年前にはファミリーハッチからスタンダードなセダンへの乗り換えが進んだが、10年前にはこれがプレミアムな5ドアや小型セダンとなり、現在はそれが小型の「ヨンク」へと移り変わっているのである。

その魅力を数え上げると、長いリストができそうだ。実用性、万能性、4WDであること、全天候対応、プレミアムなブランド性、手頃な価格、個性的なスタイル、強力なパフォーマンス、素晴らしい快適性と洗練性、そして妥協のないハンドリング。それらがあいまって、コンパクトSUVはニッチなセカンドカーから、いつの間にかファーストチョイスへと格上げしてきたのである。

実際に乗ってみるまで、SUVを買うなどとは思いもしなかった、という声は多くのユーザーが口にしている。つまり、かつてのクロカン四駆とは異なり、この手のクルマを指名買いしているわけではないユーザーが少なくないのだ。ところが、決して惚れ込んで購入に至ったわけでもないクルマを、彼らは易々と受け入れている。

人気急上昇ジャンルの今を探る

その一因に挙げられるのが、このクラスの多くに見られる、比較的小さいフットプリントだ。これによって取り回しがしやすくなり、しかも視界が高いので、駐車もほかのファミリーカーよりラクなのである。とはいえ、SUVを選ぶとなれば、重量や燃費での妥協もつきまとう。

さて、今回はそうした小型のSUVを集めたわけだが、一堂に並べてみると急激に増殖した印象が否めない。BMWはX1を、フォルクスワーゲンはティグアンをすでに一度フルモデルチェンジしており、アウディもQ3を近く代替わりさせようとしている。

そうして市場に足場をしっかり築いている3社に対し、ボルボとDSはそれをひっくり返そうと目論む新参者だ。これらに加え、大衆車メーカーのフォードとマツダも、当然というべきかこのセグメントには参戦している。

果たして、この中でライバルを圧倒するのは本命のドイツ勢か、対抗のプレミアム系か、それ以外か。前置きが長くなったが、そろそろテスト本番に移ろう。

予選ラウンドは冬の雨の中で始まった

2月の雨降る午後は、普通なら試乗テストに不向きだが、今回はむしろ好都合だ。それはまさに、英国での冬のドライブを象徴するようなシチュエーションだからだ。それは、雨風は強弱をつけながらも止むことはなく、路上はぬかるみや水たまりに覆われ、目の前のコーナーやジャンクションがどれくらい滑るのか予測もつかない、そんな状況である。

サイドウインドウには雨の筋が走り、間欠ワイパーはもっともクイックなモードでなければ水滴を拭いきれないほどの降りだ。視界は思うように得られない。そんな天気だったので、写真のクルマが多少汚れているのはご勘弁いただきたい。

こんな時には、雨宿りの場所が欲しくなる。凍えた手を温め、濡れたズボンを乾かし、しかもそれが、気が進まない移動が快適に行えるクルマであったなら申し分ない。それこそ、四輪駆動による確かなハンドリングを備えた、できのいいコンパクトSUVに他ならない。

それなら不快な水撥ねを避けるため、数cm単位で進路を変えることができる。しかもキャビンは快適で、仕立てがよく、広くてシートヒーターのような装備も充実。さらに着座位置が高く、周囲をよく見渡せる。

同ジャンルでも小さからぬ差

そうした要素のすべてを、今回の7台どれもが備えているというわけではない。もしくは、必ずしも理想的なバランスではないというべきか。

今回は最大限興味深いテストをお届けしようと、できるだけ新しいモデルを集め、コンパクトSUVクラスにおいてサイズやデザインのバリエーションを多彩に取りそろえた。全長でいえば、最長のDS7クロスバックと最短のアウディQ3では30cmほど、全高は最高のフォード・クーガと最低のアウディQ3で15cmほどの差がある。

価格帯や出力をなるべく揃えようとしたのだが、車両の都合がつかなかった部分もある。170~190psで4WDのAT車を想定したが、フォルクスワーゲンが用意したティグアンは150psの2.0ℓディーゼルにMTを組み合わせた仕様だ。また、DS7クロスバックは、プラグイン・ハイブリッド仕様を設定するまで4WDを選べない。

BMWは、条件にマッチするX1 xDrive20dではなく、xDrive25dしか用意できなかった。だが、ボルボXC40のファースト・エディションやアウディQ3ブラック・エディションと価格的には釣り合い、なにより231psは魅力的なので、喜んでこの一団に加えることとした。

予選の後編で、4台をふるいにかける。

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(AUTOCAR JAPAN マット・ソーンダース)

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