ホンダの人気コンパクトであるフリード。最新のモデューロと同時に発売となったのがホンダアクセスが手がけた「Modulo X」。ステップワゴンなどにも設定されているグレードだが、フリードでは標準車よりも70万円も価格があがる。そこにはいったいどんな価値があるのか? 試乗して迫ります。
文:ベストカー編集部/写真:西尾タクト、池之平昌信
ベストカー2018年1月26日号
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■ドリキンがこだわった"走り"のよさ
フリードにモデューロXが追加された。モデューロXといえば、ホンダの純正部品メーカー、ホンダアクセスがチューニングしたコンプリートモデル。ステップワゴンやN-BOXで好評を得て、今回のフリードでの展開になった。ミニバンはどうしても重心高が高く、大勢乗った時のために、サスペンションも柔らかめの設定になることが多い。
フリードモデューロXは土屋圭市氏を開発アドバイザーに起用し、走りを磨いたモデル。頑固で野武士のような開発陣が、じっくりと作り上げたモデル。単にサスペンションのチューニングにとどまらず、エアロダイナミクスにこだわって、専用のフロントエアロバンパーやフロントグリル、アンダーカバーを装着している。
ドリキンがアドバイザーとなればその走りのよさには期待をしてしまうのは当然
特にフロントエアロバンパー下にあるエアロガイドフィンとディフューザー形式に特徴のあるリアロアスカートによって4輪の接地バランスが最適化されていて、高速道路や横風の強い橋の上などで、直進安定性の違いを見せる。また、よくいい乗り味を「しなやか」と表現するが、モデューロXのそれは繊細さも加わった高級感を感じさせるもの。サードシートに乗った時の乗り心地で、基準車との違いがわかるはずだ。
ホンダの鷹栖テストコースを走り込むなど徹底した開発を考えると70万円アップは妥当かも
価格はベースモデルに比べると70万円以上高いが、カスタマイズメーカーのエクステリアパーツを装着し、乗り味をチューニングすることを考えるとリーズナブルな価格設定といえそうだ。なお基準車同様1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッドがラインアップされ、6人乗りと7人乗りが選べ、フリードプラスには設定されない。
価格こそ高いもののステップワゴンなどでもモデューロXは売れている。それはミニバンオーナーでも少し走りにこだわりたいというオーナーや、大勢が乗ったときにもフラフラしない安全性を追い求めたオーナーが多いという背景もあるようだ。
シートはModulo Xオリジナルの刺繍入りだ
【フリードModulo X専用装備】
フロントグリル
フロントエアロバンパー
サスペンション
15インチアルミホイール
LEDフォグライト
フロントビームライト
ブラックドアミラー
リアロアスカート
サイドロアスカート
テールゲートスポイラー
ブラック&モカコンビシート
ピアノブラック調インパネミドルエリア
本革巻ステアリング
【フリードモデューロX ホンダセンシング価格】
283万680円~315万2520円
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