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ミニバンのNISMOってアリ!? 「日産セレナNISMO」の実力レポート

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ミニバンのNISMOってアリ!? 「日産セレナNISMO」の実力レポート

日産セレナのNISMO仕様が新登場!「ミニバン×スポーツ」。本来ならば相反する組み合わせのはずだが、さすがメーカーが緻密に作ったNISMO仕様。これが実に秀逸であった。(PHOTO:岩島浩樹 REPORT:近田 茂)

セレナNISMO登場! 価格は341万9280円

日産の売れ線量販車としてその名を知らしめてきたセレナ。ポピュラーなミニバンとしても人気のあるモデルである。それだけにドレスアップに対するニーズも多い。そんな中スポーティなセンスを誇ることでは既に定評のあるNISMO が手がけたモデルが11月21日に新登場。その人気と注目度から言って、待望のモデルと言える「セレナNISMO 」がそれだ。
もともとNISMO ロードカーは13年のジュークNISMO からマーチ、ノート。そしてフェアレディZ 、GT-R NISMOへとシリーズを拡大。スポーティなセンスを投入した内外雰囲気のドレスアップはもとより、足周り等のチューニングによって、クルマ好きを満足させる爽快なドライビングを提供してきた。




背の高いミニバンでのNISMOの投入は今回が始めてのトライ。先ずはそれと一目でわかる専用装備の数々が、デビュー以来1 年が経過したセレナのエクステリアデザインに新鮮な息吹を感じさせた。
15インチだったホイールは17インチのオリジナルアルミホイールに変更され、エアロダイナミクス系のアウターパーツも専用デザインを投入。リヤスポイラー、サイドシルプロテクター、エアダクト付きのフロントバンパー等、グリルデザインも含めて別物の仕上がり。特にホワイトカラーに赤いストライプとのマッチングは印象的。LED ハイパーヘッドライトやドアハンドル、エンブレムに至るまで専用パーツがあしらわれている。インテリアもまたNISMO らしいシックで上質なイメージ。運転席目前の3 スポークステアリングは本革アルカンターラ巻きの専用品でトップエンドには赤い印をあしらったレッドセンターマーク付き。インパネやドアトリムにも統一された赤いステッチや、ガンメタ仕様のメッキ処理など、かなり手の込んだドレスアップが施されていた。
しかしNISMO バージョンであることを一番感じられたのは、ハンドリングの向上を実感させてくれたボディや足周りのチューニングに他ならない。




ホワイトカラーの試乗車はレカロシート(27万5400円)を追加装備したタイプ。2トーンカラーのデザインからはさらにスペシャルな雰囲気が漂ってくる。サイドサポートの利いた座り心地は身体全体のサポート性に優れ、ロングランでも快適。しかも座面のサイドはそれほど高くないデザインで乗降性をスポイルしていないのがありがたいところだ。



しかしNISMO ならではの一番大きな違いは、走りの要素にもシッカリと専用チューニングが施されている点にある。ボディは特にサスペンションの取り付け剛性が強化されショックユニットもオリジナル品。車速感応式EPS やエンジン制御も独自にチューニング。さらにスポーツチューンドマフラーも装備している。

走り始めると直ぐに実感できるのは車体のロール挙動が巧みに押さえられた落ち着きのある乗り味だ。しかもサスペンションに嫌な固さはなく操舵レスポンスが良い点も嬉しい。
小さな突起を乗り越えてもゴツゴツ感は少なく、バネ上の車体挙動が安定しているので快適性の増した上質な乗り味が楽しめた。

ミニバンにスポーティなチューニングは似合わないのでは? と思いつつハンドルを握った記者だが、プレミアム感の高い仕上がりを実感してその考えが古い事を思い知らされた。




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