マクラーレンはF1第18戦メキシコGPで、第13戦ベルギーGP以来の2台ノーポイントに終わった。ランド・ノリスはピットストップでトラブルが起こり、ホイールが適切にはまらなかったことでレースを台無しにしてしまったが、それ以上にチームにとって深刻だったのは、カルロス・サインツJr.がハードタイヤでのペースに苦しんだことだ。
当初はセットアップ、またはハンドリングの問題が指摘されていたが、マクラーレンの調査の結果、マシンのパーツが劣化したことにより、本来の性能を発揮できなかったことが原因だと判明した。
■厳しく辛い日曜日……メキシコGP決勝大失速のマクラーレン「学ぶ必要がある」
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、チームがメキシコGPで苦戦した原因について次のように話した。
「我々がデータを調べたところ、最初のスティントでは空力面でロスがあった。単にパーツが劣化していたことによって、コース上でのパフォーマンスが損なわれていたのだ」
「その後はハードタイヤへと交換した。レース(入賞争い)にとどまるためには、パフォーマンスの損失を攻めた走りでカバーする必要があったが、それは問題をさらに悪化させてしまった」
「レース後には何が起こったのかを詳細に分析した。(アメリカGPでは)これまでのところ、とても良さそうに見えるので、メキシコでの問題は解決していると確信している」
アメリカGP予選で7番グリッドを獲得したサインツJr.もザイドル同様、メキシコGPでの不振が1回限りのものだと考えている。
「メキシコで起きた問題は、少し例外的なものだと思う」とサインツJr.は説明した。
「空力パーツの機能に関して問題が見られたけど、ここ(メキシコ)では改善されたと思っている」
「とはいえルノーとトロロッソのレースペースを見る限り、(レースは)タフなものになるだろう。でもメキシコほどは悪くならないはずだ」
そんなサインツJr.が唯一懸念しているのが、決勝での風向きだ。高速S字コーナーを擁し、ダウンフォースを必要とするセクター1では風向きが重要であると言えるが、それが変わった場合はマクラーレンに不利に働く可能性があるという。
「金曜から土曜にかけてトラックコンディション(風向き)に変化があって、それは明らかに僕たちの助けになった」とサインツJr.は話した。実際に金曜のFP1、FP2ではサインツJr.の8番手が最高位となっていたが、土曜のFP3ではランド・ノリスが3番手、サインツJr.が7番手に入るなど躍進し、予選でも4列目を確保した。
「金曜に僕たちは、前回のレースと同じく1周のペースで中団勢の上位に立つのに苦労した。でも土曜には、マシンが僕たちの入力に対してとても良く反応してくれるようになった」
「僕たちは大きなセットアップの変更をしたわけではないので、トラックコンディションに関係するものだということが分かった。(土曜は)乗ってすぐに感触が違うことに気づいたし、余裕を持って中団チームをリードすることができた」
「ただ、レースでは金曜と似たようなコンディションになりそうなので、僕たちにとってチャレンジングな1日になるだろう」
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