12月15日の第1戦サウジアラビアより始まる電気自動車のフォーミュラカーレース「フォーミュラE」第5シーズンに、日産はe.damsと手を組み、日本の自動車メーカーとして初めて参戦する。その最終的なドライバー体制が11月30日、東京・銀座の「日産クロッシング」で発表された。PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
発表会の席で最初に登壇した、日産自動車グローバル・モータースポーツ・ダイレクターのマイケル・カルカモ氏は、フォーミュラEに日産が参戦する理由として、「一つは、日産は『たま電気自動車』を1947年に作り、2010年に初代『リーフ』を発売した、電気自動車のパイオニアであること。そしてもう一つは、EVの技術が急速に発展しているという今このタイミングにある」ことを列挙。
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また、「フォーミュラEではレースの終わりまで最高速を維持することが求められる。また、同じシャシーとバッテリーの使用が義務づけられる一方、モーターやインバーター、トランスミッション、ぱわーマネジメントシステムは独自に開発できるため、明日の日産車の開発につなげられる」ことも、参戦の意義として強調した。
次に登壇した日産自動車のルー ドゥ・ブリース常務執行役員も、「フォーミュラEへの参戦がニッサンインテリジェントモビリティの考え方を披露することにつながる」と、参戦の意義を説明。
さらに、「ニスモおよびルノー・スポールと密接に連携し、マシンの開発に取り組んできた」ことを明かし、さらには昨シーズンまで参戦していたルノーとパートナーシップを組み、フォーミュラEが発足してから3年連続でチームタイトルを獲得したe.damsとの関係を強化したことと合わせ、マシンの仕上がりとチームの体制に自信をのぞかせた。
そして、フォーミュラEのドライバー体制を発表した。
創設シーズンからe-damsのマシンを駆り、2015年と2016年のシリーズチャンピオンを筆頭に、歴代最多勝、最多ポールポジション、最多ファステストラップ、最多連勝、シーズン最多勝、最多連続ポイント獲得など、ほぼすべての記録を保持しているエースドライバー、セバスチャン・ブエミ選手。
そのブエミ選手のパートナーには、来シーズンのF1にトロロッソ・ホンダより参戦することとなったアレックス・アルボン選手に代わり、ウィリアムズF1チームの育成ドライバーであるオリバー・ローランド選手がつくことになった。
また、スーパーGT GT500クラスにKONDO RACINGより参戦する高星明誠(たかぼしみつのり)選手がリザーブドライバー兼テストドライバーに、元日産GTアカデミーの勝者であるヤン・マーデンボロー選手が公式シミュレータードライバーに就任することも、併せて発表されている。
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