3月24日、ダイムラーは2019年8月に発表し、9月に開催されたフランクフルト・モーターショーで初披露された新型ピュアEV「メルセデス・ベンツEQV」を2020年後半に欧州市場導入するにあたり、テストが最終段階を迎えていることを発表するとともに、スウェーデン・アリエプローグでの寒冷地テストを実施したと報じた。
氷点下30℃の過酷な環境でのテストをクリア
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EQVは、日本にもすでに導入されているミドルサイズSUVの「EQC」に続く、メルセデス・ベンツのピュアEVシリーズ第二弾。市場導入される予定の「EQV 300」には、204psと362Nmを発揮するモーターと90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離は最高最高で405km(暫定値)の航続距離を実現する。最高速は160km/hと発表されている。
このたび実施された寒冷地テストでは、エンジニアや電子機器のスペシャリストなど、総勢30名以上のスタッフが参加。凍った湖の上を走行するなどさまざまなシーンでのテストが行われ、ドライブコンポーネントやソフトウェア、インターフェイスなどの動作確認や、低温時における作動状況、車両全体の熱管理といった項目がチェックされた。
EQVには、45分間でバッテリーを10%から80%まで充電できる急速充電機能を搭載。これはロングドライブなどでは有効だが、気温に関係なく確実に機能する必要があるため、この機能についても入念にテストされた。
今回のテストにより、氷点下30℃の氷雪上という過酷な環境のなかでも、各コンポーネントの作動状況にまったく問題がなかったことが確認できたという。
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